“聞濟”のいろいろな読み方と例文
新字:聞済
読み方割合
きゝすま50.0%
きゝずみ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大膳は聞濟きゝすまし夫は近頃不了簡ふれうけんの女なりなどいひほどなくまくらにはつきたり已に其夜も追々おひ/\ふけわたり丑滿頃うしみつころとなりければ大膳はひそかに起出おきいであひふすま忍明しのびあけぬき足に彼女を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
つめ聞居きゝゐたり斯くとも知らず元來もとよりお菊はおろかなれば小袖金子を見てたちま心迷こゝろまよひ何の思慮しりよもなく承知をぞなしたりける又長助はとくと樣子を聞濟きゝすまし早々又七に右の事故ことがら
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
とりなし申せど何分村方にて聞濟きゝずみくれ申さず是とても差添さしそへの者へおたづね下さらば相分り申べくと申立けるに大岡殿また勘右衞門喜兵衞を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
可睡齋押返し愚僧ぐそう態々わざ/\推參すゐさん致し右の趣き御聞濟きゝずみ是なきに於ては退院たいゐん致すべき存寄ぞんじよりに候と思ひ入て申されけるにぞ外記は殊のほか迷惑めいわくに思ひ然樣の思召ならばまげて一等罪を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)