“起出”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おきい53.3%
おきいで13.3%
おきで13.3%
おきいづ6.7%
おきだ6.7%
たちいで6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
九日(ここぬか)はいつよりも蚤(はや)く起出(おきい)でて、草の屋の五八席(むしろ)をはらひ、黄菊しら菊二枝三枝小瓶(こがめ)に挿(さ)し、五九嚢(ふくろ)をかたぶけて酒飯(しゆはん)の設(まうけ)をす。老母云ふ。
合せしからは浮々(うか/\)江戸に落(おち)付ては居るまじ翌日(あす)は暗(くら)きより起出(おきいで)て其の方は品川の方より段々(だん/\)に尋ぬべし我は千住(ぢゆ)板橋(いたばし)など出口々々を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
心身共(とも)に生気に充ちていたのであったから、毎日〻〻の朝を、まだ薄靄(うすもや)が村の田の面(も)や畔(くろ)の樹(き)の梢(こずえ)を籠(こ)めているほどの夙(はや)さに起出(おきで)て、そして九時か九時半かという頃までには
蘆声 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
揉(もみ)に揉(もん)で丑滿(うしみつ)の頃漸々にて糸切村に着し彼の茶見世を御用々々と叩(たゝ)き起せば此家(このや)の亭主何事にやと起出(おきいづ)るに先(まづ)惣助亭主に向ひ廿二三年跡(あと)に澤の井樣より手紙を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
夜具の襟裏(えりうら)ふかく埋もれて、あれやこれやはてしなくする想像は、私にとっては一日中の楽境であり、愉快な空想の天国でもあり、起出(おきだ)してしまえば何にも貧しく乏しい身に
豊竹呂昇 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
目科は此店の女主人(じょしゅじん)に向い有らゆる形の傘を出させ夫(それ)も了(いけ)ぬ是も気に叶わずとて半時間ほども素見(ひやか)したる末、終(つい)に明朝見本を届くる故其見本通り新(あらた)に作り貰う事にせんと云いて、此店を起出(たちいで)たり
血の文字 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)