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『豊竹呂昇』
ふりがな文庫
『
豊竹呂昇
(
とよたけろしょう
)
』
私は今朝の目覚めに戸の透間からさす朝の光りを眺めて、早く鶯が夢をゆすりに訪れて来てくれるようになればよいと春暁の心地よさを思った。如月は名ばかりで霜柱は心まで氷らせるように土をもちあげ、軒端に釣った栗山桶からは冷たそうな氷柱がさがっている。 …
著者
長谷川時雨
ジャンル
歴史 > 伝記 > 日本
ジャンル
芸術・美術 > 音楽 > 邦楽
初出
「婦人画報」1919(大正8)年3月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約14分(500文字/分)
朗読目安時間
約23分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
曩日
(
このあいだ
)
化粧
(
けわ
)
起出
(
おきだ
)
感興
(
もの
)
聖徒
(
クリスチャン
)
技芸
(
げい
)
癒
(
いや
)
籠
(
かご
)
下手
(
しもて
)
呟
(
つぶ
)
埃
(
ほこ
)
女
(
ひと
)
媚
(
こび
)
差支
(
さしつか
)
引緊
(
ひきし
)
待兼
(
まちかね
)
煙草
(
タバコ
)
直
(
すぐ
)
素振
(
そぶ
)
美事
(
びじ
)
莨
(
タバコ
)
角
(
かど
)
逃
(
のが
)
逸
(
そ
)
雁
(
がん
)
鬱
(
うつ
)
下卑
(
げび
)
世心
(
よごころ
)
今朝
(
けさ
)
仲路
(
なかじ
)
傷
(
いた
)
入揚
(
いれあ
)
凄
(
すご
)
半
(
なかば
)
南地
(
なんち
)
叔父
(
おじ
)
呂昇
(
ろしょう
)
咽喉
(
のど
)
唄声
(
うたごえ
)
唄女
(
うたいめ
)
喫
(
の
)
嘗
(
な
)
噂
(
うわさ
)
囀
(
さえず
)
四辺
(
あたり
)
埋火
(
うずみび
)
大隅
(
おおすみ
)
如月
(
きさらぎ
)
定席
(
じょうせき
)
客止
(
きゃくどめ
)
寄席
(
よせ
)
寵妓
(
ちょうぎ
)
小禽
(
ことり
)
尾州
(
びしゅう
)
山台
(
やまだい
)
崖
(
がけ
)
巍然
(
ぎぜん
)
巧
(
うま
)
床本
(
ゆかほん
)
弗箱
(
ドルばこ
)
弥津
(
やつ
)
弾語
(
ひきがた
)
当今
(
いま
)
彷彿
(
ほうふつ
)
役々
(
やくやく
)
得手
(
えて
)
急
(
せ
)
急遽
(
きゅうきょ
)
恒
(
つね
)
息子
(
むすこ
)
悉
(
ことごと
)
慰藉
(
いしゃ
)
手荒
(
てあら
)
扮
(
ふん
)
挨拶
(
あいさつ
)
挽歌
(
ばんか
)
掌
(
てのひら
)
掻起
(
かきおこ
)
揃
(
そろ
)
撫
(
な
)
播重
(
はりじゅう
)
断
(
き
)
旅烏
(
たびがらす
)
日和
(
ひより
)
早間
(
はやま
)
旭日
(
あさひ
)
曳摺
(
ひきず
)
木犀
(
もくせい
)
末虎
(
すえとら
)
東猿
(
とうえん
)
枷
(
かせ
)
桎梏
(
しっこく
)
椅子
(
いす
)
榊原
(
さかきばら
)
樺山
(
かばやま
)
殊更
(
ことさら
)
氷柱
(
つらら
)
泥濘
(
ぬかるみ
)
浪越
(
なごし
)
淡
(
うす
)