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曳摺
ふりがな文庫
“曳摺”の読み方と例文
読み方
割合
ひきず
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ひきず
(逆引き)
近頃日和下駄を
曳摺
(
ひきず
)
って散歩する
中
(
うち
)
、私の目についた崖は
芝二本榎
(
しばにほんえのき
)
なる
高野山
(
こうやさん
)
の裏手または
伊皿子台
(
いさらごだい
)
から海を見るあたり一帯の崖である。
日和下駄:一名 東京散策記
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
と
黒斜子
(
くろなゝこ
)
の
五所紋
(
いつところもん
)
の上へ
行儀霰
(
ぎょうぎあられ
)
の
上下
(
かみしも
)
を着け、
病耄
(
やみほう
)
けて居る伊之助を、
褥
(
とこ
)
へ寄掛りを
拵
(
こしら
)
えて、それなりズル/\座敷へ
曳摺
(
ひきず
)
り出しますと
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
呼吸
(
いき
)
を殺して従い
行
(
ゆ
)
くに、
阿房
(
あほう
)
はさりとも知らざる
状
(
さま
)
にて、
殆
(
ほとん
)
ど足を
曳摺
(
ひきず
)
る如く杖に
縋
(
すが
)
りて
歩行
(
あゆ
)
み
行
(
ゆ
)
けり。
妖僧記
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
曳摺(ひきず)の例文をもっと
(13作品)
見る
曳
漢検準1級
部首:⽈
6画
摺
漢検準1級
部首:⼿
14画
“曳”で始まる語句
曳
曳出
曳船
曳舟
曳舟通
曳込
曳々
曳航
曳手
曳子
“曳摺”のふりがなが多い著者
斎藤緑雨
大阪圭吉
三遊亭円朝
泉鏡花
永井荷風
長谷川時雨
岡本綺堂