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曳子
ふりがな文庫
“曳子”の読み方と例文
読み方
割合
ひきこ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ひきこ
(逆引き)
一幅
(
ひとはば
)
の赤い
灯
(
ともし
)
が、暗夜を
劃
(
かく
)
して
閃
(
ひらめ
)
くなかに、がらくたの
堆
(
うずたか
)
い荷車と、
曳子
(
ひきこ
)
の黒い姿を従えて立っていたのが、洋燈を持ったまま前へ出て
湯島詣
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
例の牛は土手にあがると、のそりのそりと
曳子
(
ひきこ
)
と一緒に歩いて行った。白の
斑点
(
ぶち
)
はまるで雲のように鮮やかだった。
津の国人
(新字新仮名)
/
室生犀星
(著)
お茶屋があったからというわけではなかろうが、その隣りに阪東三弥吉という女の踊りの師匠がいた。その
側
(
そば
)
に、私の父の
俥
(
くるま
)
をうけもって、
他
(
ほか
)
に
曳子
(
ひきこ
)
を大勢おいていた
俥宿
(
くるまやど
)
があった。
旧聞日本橋:02 町の構成
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
曳子(ひきこ)の例文をもっと
(4作品)
見る
曳
漢検準1級
部首:⽈
6画
子
常用漢字
小1
部首:⼦
3画
“曳”で始まる語句
曳
曳出
曳摺
曳船
曳舟
曳舟通
曳込
曳々
曳航
曳手
“曳子”のふりがなが多い著者
室生犀星
長谷川時雨
国枝史郎
泉鏡花