“曳航”の読み方と例文
読み方割合
えいこう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「友田」の提灯にとりかこまれて、憂鬱そうに、金五郎が、そのへさきに立っていた。金五郎の乗って来た小伝馬は、とも曳航えいこうされている。
花と龍 (新字新仮名) / 火野葦平(著)
本当の魚雷や砲弾を引きつけるような大磁力を得ることは、しかもそれを軍艦の尾部につけて曳航えいこうさせるなどということは、学問上不可能なのだ。
偉大なる夢 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
ほかに六〇トンの小蒸汽船「グレタ号」を準備して、黄海を渡るときはチャイナ号に曳航えいこうさせた。
撥陵遠征隊 (新字新仮名) / 服部之総(著)