“えいこう”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:エイコウ
語句割合
曳航28.6%
営口28.6%
影向7.1%
栄光7.1%
瑩光7.1%
盈光7.1%
英公7.1%
衛弘7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
本当の魚雷や砲弾を引きつけるような大磁力を得ることは、しかもそれを軍艦の尾部につけて曳航えいこうさせるなどということは、学問上不可能なのだ。
偉大なる夢 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
……どこへ落ち付くのか用が無いから探っても見ませんが、大連、営口えいこうから、満洲の奥地へ這入る爆薬ハッパは大変なものです。
爆弾太平記 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
「莫迦を云うな、大明神なものか、歌舞の菩薩のご影向えいこうだ」こう云ったのは若い武士。
任侠二刀流 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
さっきから、士卒しそつを八方にやって、その行方ゆくえをたずねさせていた龍太郎りゅうたろう忍剣にんけんらは、栄光えいこうの勇士を迎えるように手をとって、狼煙のろしのてがらをめたたえた。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
雨後すぐに真白にえて、夕陽に瑩光えいこうを放っている椰子林やしりんの砂浜に出た。
河明り (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
何にしても、蜀の国始まって以来の盈光えいこうが全土にみなぎった。新しい文化の光、人文の注入も、あずかって力がある。
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
唐の徐敬業じょけいぎょうは十余歳にして弾射を好んだ。小弓をもって弾丸を射るのである。父の英公えいこうは常に言った。
「じゃあ、衛弘えいこうに話してみるさ」
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)