“起請”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きしょう77.8%
きしやう11.1%
きしよう5.6%
オース5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
つとに入れたは何だか知らねえ、血で書いた起請きしょうだって、さらけ出さずに済むものか、と立身上たつみあがりで、じりじり寄って行きますとね。
わか紫 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「証拠なんて! わたくしの言葉を信じて下さらなければ、それまでよ。お女郎ぢやあるまいし、まさか、起請きしやうを書くわけにも行かないぢやないの。」
真珠夫人 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)
薄墨の書いた起請きしようが十三通、外にとろけさうな文句をつゞつた日文が三百幾十本となり、このまゝ諦めるにしては、二人の仲はあまりにも深間過ぎて、暗討まで仕掛けられた吾妻屋永左衞門にしても
日本人は決して疳癪を起さないから、語勢を強める為に使用する間投詞を必要としない。「神かけて云々」というような起請オースはこの国には無い。