“まがつみ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
妖神20.0%
妖霊20.0%
災厄20.0%
20.0%
魔邪20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この宿命的な妖神まがつみ悪戯わるさに対して、町人達——わけても美しい娘や女房を持った人々は、本当にふるえ上がってしまいました。
そもそも、ここにまつられて、咒封じゅふうとなっている魔ものは、ことごとく、世界の妖霊まがつみどものみで、ございまする。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
聞居きゝゐたる者あつて御領主へとくに申上たれば此上ちんずるとも無益むえきなりと申しければ傳吉は熟々つく/″\と心の中に思ふ樣罪なくして無實の罪におちいる我が身にまつはる災厄まがつみとは言ひながら我朝わがてう神國しんこくなるに神も非禮ひれい
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
神——反覆のまがつみを打ちて憚ること勿れ。
イーリアス:03 イーリアス (旧字旧仮名) / ホーマー(著)
女房こいつを連れ出すにも、なかなか、なんのかのと言い渋るので手拈てこずッたが、俺の夢見に二タ晩も岳廟の神があらわれて、きょうまでの魔邪まがつみは水に流し、以前の夫婦仲を誓い直せと
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)