“あやま”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:アヤマ
語句割合
45.0%
12.6%
11.5%
謝罪10.6%
8.3%
4.0%
3.2%
0.7%
0.7%
過失0.7%
0.4%
0.4%
0.2%
0.2%
失敗0.2%
0.2%
綾巻0.2%
0.2%
詫入0.2%
0.2%
閉口0.2%
阿山0.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
譬えば日本の子供に対しては、このコップを見せて、「お前がこのコップをもてあそんではならぬ、もしあやまって壊したら、人に笑われるぞ」
教育の目的 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
かれは親方や兄弟子に袋叩きにされて、それから自身番へ引き摺って行ってさんざんあやまらせられたが、権太郎は素直に白状しなかった。
半七捕物帳:06 半鐘の怪 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
馬上の戦ひにしるしたるは作者のあやまり也、したがふて画者もあやまれる也、雪あさき国の人の画作なれば雪の実地をしらざるはうべ也
かけら半分叱言こごとらしいことを私に云われず、ただ物和ものやさしく、清やてめえ喧嘩は時のはずみで仕方はないが気の毒とおもったら謝罪あやまっておけ
五重塔 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
わがはかるところ(こはあやまることあらじ)によれば、汝思へらく、正しき罰いかにして正しく罰せらるゝをうるやと 一九—二一
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
就いては、お前の將來の爲もある事だから、お時へ宛てゝとは言はない、私へ宛てゝ一通あやまり證文を何とでも可いからお書き。
反古 (旧字旧仮名) / 小山内薫(著)
初から、後になって知られた如き成果を予想し、それを実現せんとする一定の目的を以て行動した如くあやまり認められるのが、常である。
歴史の矛盾性 (新字新仮名) / 津田左右吉(著)
かのともがらは貧き人に逢ふときは物取らせてをしむことなし。かの輩は債あるときは期をあやまたず額をたがへずして拂ふなり。
『和漢三才図会』にいわく、〈『和名抄』、えん獼猴みこう以て一物と為す、それあやまり伝えて、猿字を用いて総名と為す、猨猿同字〉と。誠にさようだがこの誤り『和名抄』に始まらず。
われいまだかれを見しことなければ、もし過失あやまちての犬をきずつけ、後のわざわいをまねかんも本意ほいなしと、案じわづらひてゐけるほどに。
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)
相して貧きに失ふアヽあやまちぬとくゆるにつけても昨夜の泊り醉狂に乘じて太華氏露伴子に引別れたる事のおもなさよ今日は先に中津川に待ち酒肴しゆかう
木曽道中記 (旧字旧仮名) / 饗庭篁村(著)
……いや、直ぐにあやまり状は出しといたがね。怒つちやゐないから、今後ももし必要があつたら、いくらでもさう言つてよこしてくれと言つて来た。……俺あ、耻かしくつてなあ。……まあいゝさ。
浮標 (新字旧仮名) / 三好十郎(著)
「だが、女のために大儀をあやまる」と、勘平はまたごろりと横になりながら言った。「考えてみると、気の毒なものじゃね。こうしてだんだんもみぬかとがり分けられるんだよ」
四十八人目 (新字新仮名) / 森田草平(著)
そうだ、この可厭いやな気持からまぬかれるためには、やっぱりあの女に逢いに行くほかない。なに、庄左衛門は女のために大義をあやまったかもしれないが、俺の怖ろしいものは別にある。
四十八人目 (新字新仮名) / 森田草平(著)
然れどもおなじきことなることを別たずして、倶に天皇のみことのりままに、相たすけてさかふること無からむ。し今より以後のちちかひの如くならずば、身命いのちほろび、子孫うみのこ絶えむ。忘れじあやまたじ。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
「私が少し失敗あやまったものですからね」
支倉事件 (新字新仮名) / 甲賀三郎(著)
が、気持ちがせかせかして周章あわててばかりいた。人が一といっている時自分が二といっているようだ。何かあやまちをしそうな気がした。
御身 (新字新仮名) / 横光利一(著)
おめえなんぞは知るめえが、束巻き師源五兵衛といや、源五巻きという名で通るくれえの、刀の束の綾巻あやまきじゃ江戸にひびいた男だ。さすがは刀いじりの職人よ。
〔譯〕遠方えんぱうに歩をこゝろむる者、往往にして正路せいろすてて、捷徑せうけいはしり、或はあやまつて林※りんまうに入る、わらふ可きなり。人事多く此にるゐす。とくに之をしるす。
詫入あやまりますで、はい。
日本橋 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
今樟葉というは屎褌のあやまりだとあり。
「講座」は閉口あやまる。利益ためには成るのだろうが、七六しちむツかしくて、聞くのに草臥くたびれる。其処へ行くと、「ニュース」は素敵だ。
越後獅子 (新字新仮名) / 羽志主水(著)