トップ
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誤
>
あやま
ふりがな文庫
“
誤
(
あやま
)” の例文
まあ僕にして
誤
(
あやま
)
ちなしとすれば、君がこのことをよく考えてみるために、この後十年以上もの年月が、君のために与えられるだろう。
自転車嬢の危難
(新字新仮名)
/
アーサー・コナン・ドイル
(著)
馬上の戦ひにしるしたるは作者のあやまり也、したがふて画者も
誤
(
あやま
)
れる也、雪あさき国の人の画作なれば雪の実地をしらざるはうべ也
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
貝塚は如何にして
作
(
つく
)
られたるか。
總
(
すべ
)
てに通じて斯く斯くなりと
斷言
(
だんげん
)
する事は出來ざれど、主として物捨て塲なりと思へば
誤
(
あやま
)
り無し。
コロボックル風俗考
(旧字旧仮名)
/
坪井正五郎
(著)
生涯のつつしみも守りも
研
(
みが
)
きも、もしその死を
誤
(
あやま
)
てば、生涯の言行すべて真を失い、ふたたび生きてその汚名を
拭
(
ぬぐ
)
い直すことはできない
新書太閤記:08 第八分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
當
(
まさ
)
に
秋霜
(
しうさう
)
となるとも
檻羊
(
かんやう
)
となる勿れと此言や
男子
(
だんし
)
たる者の
本意
(
ほんい
)
と思ふは
却
(
かへつ
)
て其方向を
誤
(
あやま
)
るの
基
(
もと
)
にして
性
(
せい
)
は善なる
孩兒
(
がいじ
)
も生立に
隨
(
したが
)
ひ其質を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
▼ もっと見る
先驅
(
さきがけ
)
の
光
(
ひかり
)
が
各自
(
てんで
)
の
顏
(
かほ
)
を
微明
(
ほのあか
)
るくして
日
(
ひ
)
が
地平線上
(
ちへいせんじやう
)
に
其
(
そ
)
の
輪郭
(
りんくわく
)
の一
端
(
たん
)
を
現
(
あら
)
はさうとする
時間
(
じかん
)
を
誤
(
あやま
)
らずに
彼等
(
かれら
)
は
揃
(
そろ
)
つて
念佛
(
ねんぶつ
)
を
唱
(
とな
)
へる
筈
(
はず
)
なので
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
賀
(
が
)
の
曰
(
いは
)
く、
其
(
そ
)
の
左
(
ひだり
)
の
目
(
め
)
を
射
(
い
)
よ。
羿
(
げい
)
すなはち
弓
(
ゆみ
)
を
引
(
ひ
)
いて
射
(
い
)
て、
誤
(
あやま
)
つて
右
(
みぎ
)
の
目
(
め
)
にあつ。
首
(
かうべ
)
を
抑
(
おさ
)
へて
愧
(
は
)
ぢて
終身不忘
(
みををはるまでわすれず
)
。
術
(
じゆつ
)
や、
其
(
そ
)
の
愧
(
は
)
ぢたるに
在
(
あ
)
り。
術三則
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
五間もある長竿で、一歩踏み
誤
(
あやま
)
れば溺れねばならないほどの奔流へ、胸のあたりまで立ち込む利根川の釣りは楽しみよりも苦しみであろう。
想い出
(新字新仮名)
/
佐藤垢石
(著)
しかしここで述べたところの、この言葉の限られた意味を観るならば、この点について私は大きな
誤
(
あやま
)
ちは犯していないことがわかると思う。
人口論:01 第一篇 世界の未開国及び過去の時代における人口に対する妨げについて
(新字新仮名)
/
トマス・ロバート・マルサス
(著)
この書
一度
(
ひとた
)
び世に
出
(
い
)
でてより、
天下
(
てんか
)
後世
(
こうせい
)
の
史家
(
しか
)
をしてその
拠
(
よ
)
るところを
確実
(
かくじつ
)
にし、
自
(
みず
)
から
誤
(
あやま
)
りまた人を誤るの
憂
(
うれい
)
を
免
(
まぬ
)
かれしむるに
足
(
た
)
るべし。
瘠我慢の説:05 福沢先生を憶う
(新字新仮名)
/
木村芥舟
(著)
しかしその結果に對する
徴
(
きざし
)
は彼には見えず、しかも彼の顏色が曇つて來るのを見て、私ははつとして私が全然
誤
(
あやま
)
りをしたので
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
あえて
咎
(
とが
)
むるに
足
(
た
)
らずといえども、これを文字に
記
(
しる
)
して新聞紙上に
公
(
おおやけ
)
にするに至りては、
伝
(
つた
)
えまた伝えて或は世人を
誤
(
あやま
)
るの
掛念
(
けねん
)
なきにあらず。
瘠我慢の説:04 瘠我慢の説に対する評論について
(新字新仮名)
/
石河幹明
(著)
赤
(
あか
)
い
馬車
(
ばしゃ
)
は、どう
誤
(
あやま
)
ったものか、
勢
(
いきお
)
いよく
走
(
はし
)
ってゆくと、その
崖
(
がけ
)
からまっさかさまに
海
(
うみ
)
の
中
(
なか
)
へと四
人
(
にん
)
の
女
(
おんな
)
たちを
乗
(
の
)
せたまま
落
(
お
)
ちてしまいました。
初夏の空で笑う女
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
恐
(
おそ
)
らく
私
(
わたくし
)
の
想像
(
さうぞう
)
は
誤
(
あやま
)
るまい、
實
(
じつ
)
に
天
(
てん
)
の
禍
(
わざはひ
)
は
人間
(
にんげん
)
の
力
(
ちから
)
の
及
(
およ
)
ぶ
處
(
ところ
)
ではないが、
今更
(
いまさら
)
斯
(
かゝ
)
る
災難
(
さいなん
)
に
遭
(
あ
)
ふとは、
實
(
じつ
)
に
無情
(
なさけな
)
い
次第
(
しだい
)
です。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
記者連
(
きしゃれん
)
もこんな真夜中に自動車を飛ばして駈けつけたことが、のっけからそもそもの
誤
(
あやま
)
りだったような気がして、一緒に欠伸を
催
(
もよお
)
したほどだった。
赤外線男
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
このような場合のヨクは能の字を書くのが本当で、近ごろのように
一点張
(
いってんば
)
りに良の字を書くのは
誤
(
あやま
)
りである。これは can と good とを
植物知識
(新字新仮名)
/
牧野富太郎
(著)
老來精を養ふ爲に
鳥兜
(
とりかぶと
)
の根を毒草と知りながら用ひ、ひそかに若返りを誇つてゐたところ、フト分量を
誤
(
あやま
)
つて、一夜にして急死した例があります。
銭形平次捕物控:322 死の秘薬
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
大学病院に
於
(
おい
)
て、何々博士執刀の
下
(
もと
)
に、解剖して見ると、黒田名探偵の推断
誤
(
あやま
)
らずという訳だね。轢死前
既
(
すで
)
に一種の毒薬を服用したらしい形跡がある。
一枚の切符
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
今しも敵軍から打ち出した一弾は、
照準
(
しょうじゅん
)
誤
(
あやま
)
たず、四つ目垣を通り越して
桐
(
きり
)
の下葉を振い落して、第二の城壁
即
(
すなわ
)
ち竹垣に命中した。随分大きな音である。
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
わが
國
(
くに
)
に
於
(
おい
)
ては
餘震
(
よしん
)
を
恐怖
(
きようふ
)
する
念
(
ねん
)
が
特
(
とく
)
に
強
(
つよ
)
いが、それは
右
(
みぎ
)
の
言葉上
(
ことばじよう
)
の
誤
(
あやま
)
りによりても
培養
(
ばいよう
)
せられてゐるのである。
地震の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
「これはどうもとんだ失礼、覗きましたは私の
誤
(
あやま
)
り、なにとぞご勘弁くださいますよう」葉之助はテレて謝った。
八ヶ嶽の魔神
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
とかくこの客気
血気
(
けっき
)
があれば考えに
誤
(
あやま
)
りを生じやすい。
一口
(
ひとくち
)
に熱心などと称するからよく聞こえるが、思慮のない熱心ほど
己
(
おの
)
れを害し人を害するものはない。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
若
(
も
)
し一歩を
誤
(
あやま
)
らんか深谷中に
滑落
(
こつらく
)
せんのみ、其
危険
(
きけん
)
言
(
お
)
ふべからず、
恰
(
あだか
)
も四足獣の住所に
異
(
こと
)
らずと云ふべし。
利根水源探検紀行
(新字旧仮名)
/
渡辺千吉郎
(著)
つゆ草を花と思うは
誤
(
あやま
)
りである。花では無い、あれは色に出た露の
精
(
せい
)
である。姿
脆
(
もろ
)
く命短く色美しい其面影は、人の地に見る
刹那
(
せつな
)
の天の消息でなければならぬ。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
しかるに、このような、
或
(
あるい
)
は
更
(
さら
)
に小さなものをも
明
(
あきらか
)
に見て、すこしも
誤
(
あやま
)
らない人はむかしから
決
(
けっ
)
して少くありません。この人たちは自分のこころを
修
(
おさ
)
めたのです。
手紙 三
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
マキアヴェリも宗教を政治の手段として用いることはたいせつだと認めているが、政治と宗教を混同することは、根本的に
誤
(
あやま
)
りだということを説いているのである。
政治学入門
(新字新仮名)
/
矢部貞治
(著)
近代青年に対するあなたの観察は
勿論
(
もちろん
)
一部分に対するものとしては
誤
(
あやま
)
っては
居
(
い
)
ません。が比較的に
云
(
い
)
って、近代の青年は案外真面目な思想を抱いているものが多い
様
(
よう
)
です。
新時代女性問答
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
予は決断致してあすにも交易を差し許して遣わすぞ。のう。多井、対馬の考えは
誤
(
あやま
)
っておるか
老中の眼鏡
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
ここに天皇が天下の氏々の人々の、
氏姓
(
うじかばね
)
の
誤
(
あやま
)
つているのをお歎きになつて、大和のウマカシの
言八十禍津日
(
ことやそまがつひ
)
の
埼
(
さき
)
にクカ
瓮
(
べ
)
を据えて、天下の臣民たちの氏姓をお定めになりました。
古事記:03 現代語訳 古事記
(旧字新仮名)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
シロクシナスを
牢舎
(
らうや
)
に
入
(
い
)
れたのは、
我
(
わ
)
が
誤
(
あやま
)
り、第一
国内
(
こくない
)
で一
等
(
とう
)
の
学者
(
がくしや
)
といふ
立派
(
りつぱ
)
の人物を
押込
(
おしこ
)
めて置くといふは悪かつた、とお
心附
(
こゝろづ
)
きになりましたから、
早速
(
さつそく
)
シロクシナスを
許
(
ゆる
)
して
詩好の王様と棒縛の旅人
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
つまり
古今集
(
こきんしゆう
)
の
時分
(
じぶん
)
には、
歌
(
うた
)
はかういふものだと
小
(
ちひ
)
さな
標準
(
ひようじゆん
)
をきめてかゝつて、それにあてはまるものを
集
(
あつ
)
めたから、
規模
(
きぼ
)
の
小
(
ちひ
)
さい、
方向
(
ほうこう
)
を
誤
(
あやま
)
つたものが、
多
(
おほ
)
く
出
(
で
)
たわけであります。
歌の話
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
美徳
(
びとく
)
も
法
(
はふ
)
を
誤
(
あやま
)
れば
惡徳
(
あくとく
)
と
化
(
くわ
)
し、
惡徳
(
あくとく
)
も
用處
(
ようしょ
)
を
得
(
え
)
て
威嚴
(
ゐげん
)
を
生
(
しゃう
)
ず。
此
(
この
)
孱弱
(
かよわ
)
い、
幼稚
(
いとけな
)
い
蕚
(
はなぶさ
)
の
裡
(
うち
)
に
毒
(
どく
)
も
宿
(
よど
)
れば
藥力
(
やくりき
)
もある、
嗅
(
か
)
いでは
身體中
(
からだぢゅう
)
を
慰
(
なぐさ
)
むれども、
嘗
(
な
)
むるときは
心臟
(
しんざう
)
と
共
(
とも
)
に五
官
(
くわん
)
を
殺
(
ころ
)
す。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
暫
(
しばら
)
くして、ラランはその
弱
(
よは
)
つたからだを
南
(
みなみ
)
へ
向
(
む
)
けて、
熱
(
あつ
)
い
印度
(
インド
)
の
方
(
はう
)
へふらふら
飛
(
と
)
んでゐたが、ガンガといふ
大河
(
たいか
)
の
上流
(
じようりう
)
で、
火傷
(
やけど
)
した
口
(
くち
)
の
渇
(
かわ
)
きを
湿
(
うる
)
ほさうとして
誤
(
あやま
)
つて
溺
(
おぼ
)
れ
死
(
し
)
んでしまつた。
火を喰つた鴉
(新字旧仮名)
/
逸見猶吉
(著)
さすればよしやお
糸
(
いと
)
が芸者になつたにした
処
(
ところ
)
で、こんなに
悲惨
(
みじめ
)
な目に
遇
(
あ
)
はずとも
済
(
す
)
んだであらう。あゝ
実
(
じつ
)
に
取返
(
とりかへ
)
しのつかない事をした。一生の方針を
誤
(
あやま
)
つたと感じた。母親が急に
憎
(
にく
)
くなる。
すみだ川
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
柱にもたれて身は力なく
下
(
さげ
)
たる
頭
(
かしら
)
少し
上
(
あげ
)
ながら
睨
(
にら
)
むに、浮世のいざこざ知らぬ顔の彫像
寛々
(
かんかん
)
として大空に月の
澄
(
すめ
)
る
如
(
ごと
)
く
佇
(
たたず
)
む気高さ、見るから我胸の疑惑
耻
(
はずか
)
しく、ホッと息
吐
(
つ
)
き、アヽ
誤
(
あやま
)
てり
風流仏
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
かく読み終れる妾の顔に包むとすれど不快の色や見えたりけん、客はいとど面目なき体にて、アア
誤
(
あやま
)
てり
疎忽
(
そこつ
)
千万
(
せんばん
)
なりき。ただ貴嬢の振舞を聞きて、直ちに醜婦と思い取れる事の恥かしさよ。
妾の半生涯
(新字新仮名)
/
福田英子
(著)
小説家という者はつねに好い気な人間であって、時に
屡々
(
しばしば
)
これは面白いと勘違いをして
冗
(
くだ
)
らない事を長々と書く
誤
(
あやま
)
ちを何時も繰り返していて、それにとっ掴まると、まんまとやり損うのである。
蜜のあわれ
(新字新仮名)
/
室生犀星
(著)
それに、説明を買ってでたレスラアB氏の説明が
出鱈目
(
でたらめ
)
で、たとえば≪
助
(
すけ
)
ッ
人
(
と
)
≫と読むべきところを≪
助人
(
じょにん
)
≫と読みあげるような
誤
(
あやま
)
りが、ぼくには奇妙な
哀愁
(
あいしゅう
)
となって、引きこまれるのでした。
オリンポスの果実
(新字新仮名)
/
田中英光
(著)
さま/″\な
批評
(
ひゝやう
)
に
弄
(
もてあそ
)
ばれながら、繪葉書の
上
(
うへ
)
に
老
(
お
)
いて行く女優
達
(
たち
)
の顏!これらがやがて
色
(
いろ
)
もなく
香
(
か
)
もなくなつていつた時には
一體
(
いつたい
)
どうなるのでせう? それはたとひ、
虚榮
(
きよえい
)
に
誤
(
あやま
)
られたその
不明
(
ふめい
)
が
冬を迎へようとして
(旧字旧仮名)
/
水野仙子
(著)
我輩はこの常則を尋ねて今より約二千五百年前の春秋戦国の歴史に
鑑戒
(
かんかい
)
を求むる事は決して
誤
(
あやま
)
りに非ず、
而
(
しか
)
して王道は最後の勝利であるけれども、
而
(
し
)
かも積習の致すところ容易に改むるを得ずして
永久平和の先決問題
(新字新仮名)
/
大隈重信
(著)
六郎は東京にて山岡鉄舟の
塾
(
じゅく
)
に入りて、
撃剣
(
げきけん
)
を学び、木村氏は熊谷の裁判所に
出勤
(
しゅっきん
)
したりしに、或る日六郎
尋
(
たづ
)
ねきて、撃剣の時
誤
(
あやま
)
りて
肋骨
(
あばらぼね
)
一本折りたれば、しばしおん身が
許
(
もと
)
にて
保養
(
ほよう
)
したしという。
みちの記
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
かの
六〇
八雲たつ国は
六一
山
陰
(
ぎた
)
の
果
(
はて
)
にありて、ここには百里を
隔
(
へだ
)
つると聞けば、けふとも定めがたきに、其の
来
(
こ
)
しを見ても
六二
物すとも
遅
(
おそ
)
からじ。左門云ふ。赤穴は
信
(
まこと
)
ある
武士
(
もののべ
)
なれば必ず
約
(
ちぎり
)
を
誤
(
あやま
)
らじ。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
それは、金吾の理性として、いつも
誤
(
あやま
)
たぬ正しい歩行であったでしょうが、理性必ずしも物を間違えない限りもありません。
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
余は
前回
(
ぜんくわい
)
に述べし如く乳房の突起は
實際
(
じつさい
)
の形に非ずして
女性
(
ぢよせい
)
の印しなりと
信
(
しん
)
ずる者なるが、此事にして
誤
(
あやま
)
り無くば
コロボックル風俗考
(旧字旧仮名)
/
坪井正五郎
(著)
はじめてその事実の
誤
(
あやま
)
りを
摘発
(
てきはつ
)
して世に発表したのは私であって、記事の題は、「実物上から
観
(
み
)
た
潮来出島
(
いたこでじま
)
の
俚謡
(
りよう
)
」
植物知識
(新字新仮名)
/
牧野富太郎
(著)
「人間で、
誤
(
あやま
)
り易いものは、神で、完全なものゝみに安心して
委
(
まか
)
せて置くべき力を、
僣取
(
せんしゆ
)
してはならないのです。」
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
止
(
とゞ
)
まりて
嗚呼
(
あゝ
)
誤
(
あやま
)
てり/\更に心を
入替
(
いれかへ
)
て義理有親の御安心
遊
(
あそ
)
ばす樣に是からは
屹度
(
きつと
)
辛抱
(
しんばう
)
する程に
其方
(
そち
)
も
安心
(
あんしん
)
して呉と
天窓
(
あたま
)
を下げて
詫
(
わび
)
るにぞ久八は其手を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
俳諧
(
はいかい
)
の
季寄
(
きよせ
)
に
雪車
(
そり
)
を冬とするは
誤
(
あやま
)
れり。さればとて雪中の物なれば春の
季
(
き
)
には
似気
(
にげ
)
なし。古哥にも多くは冬によめり、
実
(
じつ
)
にはたがふとも冬として可なり。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
もし
地震
(
ぢしん
)
の
初動
(
しよどう
)
がこの
程度
(
ていど
)
の
強
(
つよ
)
さを
示
(
しめ
)
したならば、これは
非常
(
ひじよう
)
の
地震
(
ぢしん
)
であると
判斷
(
はんだん
)
して
誤
(
あやま
)
りはないであらう。
地震の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
或は遠方より熊を
銃殺
(
じゆうさつ
)
する位なり、
若
(
も
)
し命中
誤
(
あやま
)
りて
熊
(
くま
)
逃
(
のが
)
るれば之を追捕するの
勇
(
いう
)
なきなり、而るに秋田若くは越後の猟人年々此山奥に入り来りて
猟
(
りやう
)
するを見れば
利根水源探検紀行
(新字旧仮名)
/
渡辺千吉郎
(著)
“誤”の意味
《名詞》
(ゴ)誤り。間違い。
(出典:Wiktionary)
誤
常用漢字
小6
部首:⾔
14画
“誤”を含む語句
誤謬
誤解
錯誤
過誤
誤魔化
時代錯誤
誤植
誤字
間誤
間誤間誤
見誤
誤間化
誤聞
誤差
間誤付
魔誤
魔誤々々
誤魔
誤怪
字考正誤
...