“助人”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じょにん25.0%
すけうど25.0%
すけっと25.0%
すけびと25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それに、説明を買ってでたレスラアB氏の説明が出鱈目でたらめで、たとえば≪すけ≫と読むべきところを≪助人じょにん≫と読みあげるようなあやまりが、ぼくには奇妙な哀愁あいしゅうとなって、引きこまれるのでした。
オリンポスの果実 (新字新仮名) / 田中英光(著)
右様みぎようなわけでござるが、それでも貴所は、一人で行くおつもりか。——それとも、他の助人すけうどたちは、べつな道をとって行かれたか」
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
モニカを無事に岸まで送り届けるには、どのみち、できるだけ大勢助人すけっとがあるほうがいい。使えそうなのが六人いる。六人が手を揃えて庇ってやったら、泳ぎつかせることができるだろう。
呂宋の壺 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
ご幼少とのことゆえ助人すけびとは何十人たりとも存意のまま認めおく。ただし武蔵はかくの如く唯一名にて参ったり。一人一人かからるるとも、総がかりに来られるともそれも勝手。いでやっ!
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)