“間誤”の読み方と例文
読み方割合
まご100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それから、この正月、どつかの店で、メリンスの端ぎれを六尺ばかり買つて来て、勿体らしく差出されたのには、少し間誤まごついたわ。
モノロオグ (新字旧仮名) / 岸田国士(著)
伸子たちが住んでいる建物の板囲いからいくらも来ていないのに、いきなり素子からそうきかれて、宮野は間誤まごついたらしかった。
道標 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
支械の林はどっと喊声かんせいを挙げた。元三はいよいよ間誤まごついて大きな目をぐりぐりさせ、自分の身をどう始末していいか天手古舞いをした。
土城廊 (新字新仮名) / 金史良(著)