“間誤間誤”の読み方と例文
読み方割合
まごまご100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこまで突込つっこみ得ていないために、探偵小説の本来の使命を見失い、どうしていいか解からないまま間誤間誤まごまごしているだけの話ではないか……と……。
探偵小説の真使命 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
この最初の関所で間誤間誤まごまごしてしまって、ここ以上には通ろうとしないのが、現状であるが、それでは一層ややこしくなる純粋小説の説明など、手のつけようがなくなって
純粋小説論 (新字新仮名) / 横光利一(著)
が、女湯の客のうち、お照を除いた他の三人は、ひとしくあがぎわだったので、隣りの騒動をきっかけ匆々そうそう逃げ去ったのであった。が、お照はただ一人、湯槽ゆぶねの側で間誤間誤まごまごしていた。
電気風呂の怪死事件 (新字新仮名) / 海野十三(著)