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間誤間誤
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まごまご
ふりがな文庫
“
間誤間誤
(
まごまご
)” の例文
そこまで
突込
(
つっこ
)
み得ていないために、探偵小説の本来の使命を見失い、どうしていいか解からないまま
間誤間誤
(
まごまご
)
しているだけの話ではないか……と……。
探偵小説の真使命
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
この最初の関所で
間誤間誤
(
まごまご
)
してしまって、ここ以上には通ろうとしないのが、現状であるが、それでは一層ややこしくなる純粋小説の説明など、手のつけようがなくなって
純粋小説論
(新字新仮名)
/
横光利一
(著)
が、女湯の客のうち、お照を除いた他の三人は、ひとしく
上
(
あが
)
り
際
(
ぎわ
)
だったので、隣りの騒動を
機
(
きっかけ
)
に
匆々
(
そうそう
)
逃げ去ったのであった。が、お照はただ一人、
湯槽
(
ゆぶね
)
の側で
間誤間誤
(
まごまご
)
していた。
電気風呂の怪死事件
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
相手は急に
間誤間誤
(
まごまご
)
し出して、と、と、飛んでもねえ、と、ムキになって否定しましたが、
不図
(
ふと
)
パセティックな調子となり、でも、
沁々
(
しみじみ
)
考げえりゃあ
他人事
(
ひとごと
)
じゃ御座んせん、と
滾
(
こぼ
)
しました。
陳情書
(新字新仮名)
/
西尾正
(著)
弥八 さっきから手前を探していたんだ、どこを
間誤間誤
(
まごまご
)
してやがった。
一本刀土俵入 二幕五場
(新字新仮名)
/
長谷川伸
(著)
▼ もっと見る
女が
転把
(
テンパ
)
の上げ方を知らないで、
間誤間誤
(
まごまご
)
している
隙
(
すき
)
を狙って、一足飛びに逃げのくと、あとから銃身を逆手に振上げた女が、阿修羅のように髪を
逆立
(
さかだ
)
てて
逐蒐
(
おいか
)
けて来る。
キチガイ地獄
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
鬼目博士と来ているんだから
間誤間誤
(
まごまご
)
しているとこっちが
位
(
くらい
)
負けして
終
(
しま
)
うかも知れない。
超人鬚野博士
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
碧眼玉
(
あおめだま
)
をギョロ付かした乗客が、
吾
(
わ
)
れも
吾
(
わ
)
れもと船長室へ押しかけて、
土気
(
トンパ
)
色になった船長を取巻いて、ドウスルドウスルと小突きまわす。一等運転手と事務長が、仲に這入って
間誤間誤
(
まごまご
)
する。
焦点を合せる
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
勿論、対州の官憲が、在住漁民と協力して極力取締を励行したものだが、何をいうにも相手が爆弾を持っている連中だから厄介だ。
間誤間誤
(
まごまご
)
すると鰤の代りに、こっちの胴体が飛ばされてしまう。
爆弾太平記
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
間誤間誤
(
まごまご
)
しているに過ぎないようである。
甲賀三郎氏に答う
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
間
常用漢字
小2
部首:⾨
12画
誤
常用漢字
小6
部首:⾔
14画
間
常用漢字
小2
部首:⾨
12画
誤
常用漢字
小6
部首:⾔
14画
“間誤”で始まる語句
間誤
間誤付
間誤々々