“羿”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
げい80.0%
けい20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いはく、ひだりよ。羿げいすなはちゆみいてて、あやまつてみぎにあつ。かうべおさへてぢて終身不忘みををはるまでわすれずじゆつや、ぢたるにり。
術三則 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
曲りたる矢にては羿げいも射て中てんこと難かるべく、飛騨の大匠たくみ鰹節小刀かつぶしこがたなのみにては細工に困ずべし。
鼠頭魚釣り (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
彼の家の近くに住む一商人は或夜紀昌の家の上空で、雲に乘つた紀昌が珍しくも弓を手にして、古の名人・羿けいと養由基の二人を相手に腕比べをしてゐるのを確かに見たと言ひ出した。
名人伝 (旧字旧仮名) / 中島敦(著)