“げい”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ゲイ
語句割合
40.7%
14.8%
13.0%
羿7.4%
5.6%
3.7%
3.7%
3.7%
下位1.9%
技芸1.9%
1.9%
1.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いぬかわをかぶって、おせんのはだかおも存分ぞんぶんうえうつってるなんざ、素人しろうとにゃ、鯱鉾立しゃちほこだちをしても、かんがえられるげいじゃねえッてのよ
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
茶番ちやばんをやる水兵すいへいもある、軍樂ぐんがくそうする仲間なかまもある、武村兵曹たけむらへいそう得意とくいに、薩摩琵琶さつまびわ河中島かはなかじま』の一段いちだんかたつた。このをとこに、此樣こんかくげいがあらうとは今日けふまで氣付きづかなかつた。
馬鈴薯は『チョッ』と舌打して自分を一げいしたが、矢張一言もなく、すぐ又石本をめ据ゑる。恐らく餘程石本の異彩ある態度に辟易してるのであらう。石本も亦敢て頭を下げなんだ。
雲は天才である (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
曲りたる矢にては羿げいも射て中てんこと難かるべく、飛騨の大匠たくみ鰹節小刀かつぶしこがたなのみにては細工に困ずべし。
鼠頭魚釣り (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
年四十八。子ナシ。本郷ノ某寺ニ葬ル。銘シテ曰ク、既ニ風月ヲ楽ミ、マタ美禄ニ飽ク。杯ヲなげうツテ一タビスルヤ、とこしえニ眠ツテ覚メズ。誰カ薄命トイフ。ワレハコレヲ福トイハン。友人西島げい
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
「あれはげいという家のお媼さんですよ、自分で心にはじるから、私にやらしたのですわ、今は、もう郡城の漿のみものを売る家の児に生れてるのです」
水莽草 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
げいも又みるたれり。寺岡平右ヱ門になりしは客舎かくしやにきたる篦頭かみゆひなり、これも常にかはりて関三十郎に似て音声おんせいもまた天然てんねんと関三の如し。
それ歐洲をうしうは、げいよりも。 はたがくよりもいとたけき。
(あれも七十にもなって、まだ下位げいに留まっていたのか。さてさて気の毒した。三にでものぼせてやれ)
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
女義太夫の衰退とばかりは見られないのではなかろうかと思われた。とはいえ、綾之助の技芸げいはそれらの聴衆をすこしの間に引緊ひきしめてしまった。
豊竹呂昇 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
自分は一げいの微笑を彼等に注ぎかけて、靜かに歩みを地獄の門に向けた。
雲は天才である (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
龐涓はうけんおのれまさるをおそれてこれ(一六)ねたみ、すなは法刑はふけいもつ其兩足そのりやうそくちてこれ(一七)げいし、(一八)かくれて・からんことをほつす。せい使者ししや(一九)りやうく。