“へん”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ヘン
語句割合
38.9%
19.7%
13.2%
8.0%
5.0%
4.0%
2.5%
2.0%
1.7%
1.2%
1.2%
1.0%
変怪0.2%
奇妙0.2%
異常0.2%
0.2%
0.2%
0.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
このは鬼怒川水力電気の工事があるので、至る処、鬼のような工夫に逢う。大きな鶴嘴を手にして大道の上に五人十人休んでいる。
婆さんが云うには、あの鳴き声はただの鳴き声ではない、何でもこの辺にがあるに相違ないから用心しなくてはいかんと云うのさ。
琴のそら音 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
しき田畑人聲と(ちやんのつてる)じました、——遠方ゆる家畜は、海龜重々しき歔欷であつたのです。
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
此中四個の表面には額の部に「一の字」形隆まり有り、兩方より顎の邊へ掛けて「への字」を倒さにしたるの隆まりも有り。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
彼らの読書の種類は『源氏』とか『古今集』とかいう一部の王朝文学にし、それに禅門法語類の知識が加わっていた。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
しかしこの理由を以てヨブをすることは出来ない。この大なる差異は、キリストを知ると知らぬに基因するのである。
ヨブ記講演 (新字新仮名) / 内村鑑三(著)
金太郎は路傍の道しるべの石に片足をかけて、自轉車につたまゝ憩みながら、今たつといふ事をした。
坂道 (旧字旧仮名) / 新美南吉(著)
先生は同じ言葉を二繰り返した。その言葉は森閑とした昼のに異様な調子をもって繰り返された。私は急に何ともえられなくなった。
こころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
三角塔形をした色彩の強烈な糖菓、サンドウィッチが五六、それから菓子店に特有な神秘的なボルド酒とシェリ酒の瓶が二本。
婦人は普通の俗字だも知るはにて漢字雅言を知らず仮名使てにをはだにもへずすらこころ得ざるに、ただ言語をのみもて教へてするわが苦心はいふべうもあらず。
墨汁一滴 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
この飾馬考』『驊騮全書』『武器考證』『馬術全書』『鞍鐙之辯』『春日神馬繪圖及解』『太平記巣林子諸作出所にす
孔雀船 (旧字旧仮名) / 伊良子清白(著)
これよりして、私は、茶の煮えると言うもの、およそこのした雀の可愛さをここで話したのである。時々微笑んでは振向いて聞く。娘か、若い妻か、あるいはか。
二、三羽――十二、三羽 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
そのは、もう幾度経験がありますので、さほどにもいませんでしたが、めて人間臨終出会は、とまァ変怪なものかしらんといていました。
「初めはパイロットかと思つてゐました。でもパイロットが笑ふ筈はない。私は確かに笑ひ聲をきいたのですよ。それも奇妙なのを。」
……僕はどうも生れつき異常なんです。子供の時から自分は友達と異っているということに気がついていました。時々突然に家を飛びだしてどこかに隠れて独りぼっちになろうとしました。
誰? (新字新仮名) / モーリス・ルヴェル(著)
四季袋紐短かにげたるが、此方を見向ける素顔の色く、口のさで、やや裏寂くも花の咲過ぎたらんやうの蕭衰を帯びたれど、美目のたる色香尚濃にして
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
愛せらるるの資格を標榜してからぬものは、いかなる犠牲をも相手にる。相手を愛するの資格をえざるがためである。たる美目に魂を打ち込むものは必ず食われる。小野さんはい。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
駭然として夢か狐子せらるるなからむやと思えども、なお勇気をいてすすむに、答えし男急にびとめて、いずかたへ行くやと云う。
突貫紀行 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)