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片
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へん
ふりがな文庫
“
片
(
へん
)” の例文
花下
(
かか
)
にある五
萼片
(
がくへん
)
は
宿存
(
しゅくそん
)
して
花後
(
かご
)
に残り、八
片
(
へん
)
ないし多片の
花弁
(
かべん
)
ははじめ
内
(
うち
)
へ
抱
(
かか
)
え込み、まもなく開き、
香
(
かお
)
りを放って花後に
散落
(
さんらく
)
する。
植物知識
(新字新仮名)
/
牧野富太郎
(著)
三角塔形をした色彩の強烈な糖菓、サンドウィッチが五六
片
(
へん
)
、それから菓子店に特有な神秘的なボルド酒とシェリ酒の瓶が二本。
見えざる人
(新字新仮名)
/
ギルバート・キース・チェスタートン
(著)
最
(
もつと
)
も
廣
(
ひろ
)
く行はるるは
摩擦發火法
(
まさつはつくわはう
)
なるが是に又一
片
(
へん
)
の木切れに他の木切れを
當
(
あ
)
てて
鋸
(
のこぎり
)
の如くに
運動
(
うんどう
)
さする
仕方
(
しかた
)
も有り
コロボックル風俗考
(旧字旧仮名)
/
坪井正五郎
(著)
前に述べた芸人などの例はもっとも
能
(
よ
)
く当たることであるが、これはいわば人を
幾多
(
いくた
)
の
片
(
へん
)
に切り、そのもっとも長じた所を一般的ノルムで測るのである。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
凡
(
およそ
)
物を
視
(
み
)
るに
眼力
(
がんりき
)
の
限
(
かぎ
)
りありて
其外
(
そのほか
)
を視るべからず。されば人の
肉眼
(
にくがん
)
を以雪をみれば
一片
(
ひとひら
)
の
鵞毛
(
がまう
)
のごとくなれども、
数
(
す
)
十百
片
(
へん
)
の
雪花
(
ゆき
)
を
併合
(
よせあはせ
)
て一
片
(
へん
)
の鵞毛を
為
(
なす
)
也。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
▼ もっと見る
チエスタア・ロオドの三井物産の支店を
訪
(
と
)
はうとして横の
小路
(
こうぢ
)
へ
入
(
はひ
)
つた時、白い
若
(
もし
)
くは水色の五階建が
稍
(
やゝ
)
斜めに両側を
劃
(
しき
)
つた間から浅い藤紫の色をした朝のピンクの一
片
(
へん
)
が見えたのは快かつた。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
細長い四五
片
(
へん
)
の葉が
晶子詩篇全集
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
各
枝端
(
したん
)
に一花ずつ開き、直径はおよそ一二センチメートル内外もあろう。
花下
(
かか
)
に五
片
(
へん
)
の
緑萼
(
りょくがく
)
があるが、
蕾
(
つぼみ
)
の時には
円
(
まる
)
く閉じている。
植物知識
(新字新仮名)
/
牧野富太郎
(著)
此雪こほりて岩のごとくなるもの、二月のころにいたれば
陽気
(
やうき
)
地中より
蒸
(
むし
)
て
解
(
とけ
)
んとする時地気と天気との
為
(
ため
)
に
破
(
われ
)
て
響
(
ひゞき
)
をなす。一
片
(
へん
)
破
(
われ
)
て
片々
(
へん/\
)
破る、其ひゞき大木を
折
(
をる
)
がごとし。これ
雪頽
(
なだれ
)
んとするの
萌
(
きざし
)
也。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
黄金
(
きん
)
の太陽の
片
(
へん
)
と見て
戦
(
をのの
)
けり。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
花色
(
かしょく
)
は紫のものが普通品だが、また栽培品にはまれに白花のもの、
白地
(
しろじ
)
に
紫斑
(
しはん
)
のものもある。きわめてまれに
萼
(
がく
)
、花弁が六
片
(
へん
)
になった異品がある。
植物知識
(新字新仮名)
/
牧野富太郎
(著)
“片”の解説
片(へん)は、漢姓の一つ。
(出典:Wikipedia)
片
常用漢字
小6
部首:⽚
4画
“片”を含む語句
片端
一片
木片
片々
片方
紙片
破片
小片
片面
片側
片付
断片
岩片
阿片
布片
片附
砕片
頬片
片傍
片頬笑
...