“白地”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
しろじ37.0%
しろぢ25.9%
あからさま18.5%
しらぢ7.4%
ありのまま3.7%
しらじ3.7%
はくち3.7%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“白地”を含む作品のジャンル比率
哲学 > 心理学 > 超心理学・心霊研究4.5%
社会科学 > 風俗習慣・民俗学・民族学 > 風俗習慣・民俗学・民族学4.3%
自然科学 > 植物学 > 植物学4.2%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
碌さんも同じく白地しろじ単衣ひとええりをかき合せて、だらしのない膝頭ひざがしら行儀ぎょうぎよくそろえる。
二百十日 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
男は白地しろじかすりの下に、鄭重ていちょうに白い襦袢じゅばんを重ねて、紺足袋こんたびをはいていた。
三四郎 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
見ると、あきらにいさんの白地しろぢの薩摩がすり単衣ひとへすそを両手でつかんだ儘阿母さんは泣いて居る。
蓬生 (新字旧仮名) / 与謝野寛(著)
白地しろぢ浴衣ゆかたの、しほたれた、ほそ姿すがたで、かうべれて、唯一人たゞひとり
星あかり (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
まづかれもときて、事の由来おこり白地あからさまに語り
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)
遂に、あの頃のお友達は今うなつたらうと思ふと、今の我身の果敢なく寂しく頼りなく張合のない、孤獨の状態を、白地あからさまに見せつけられた樣な氣がして、智惠子は無性に泣きたくなつた。
鳥影 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
たちはなれてはるによしなし、かゝるなかにて朝夕あさゆふごせば、きぬ白地しらぢべにこと無理むりならず
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
何処がいとも申がたけれど華魁衆おいらんしゆとて此処にての敬ひ、立はなれては知るによしなし、かかる中にて朝夕あさゆふを過ごせば、きぬ白地しらぢべにむ事無理ならず
たけくらべ (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
さて今日斯様かようのことありしとて、黒衣が黄金丸を射殺せし由を、白地ありのままに物語れば。
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)
都府楼観音寺唐絵とふろうかんのんじからえと云はんに四ツ目の鐘のはだかなる、報恩寺ほうおんじいらか白地しらじなるぞ屏風びょうぶ立てしやうなり。木立こだち薄く梅紅葉うめもみじせず、三月の末藤にすがりて回廊にむしろを設くるばかり野には心もとまらず……云々うんぬん
長曾我部の老臣、谷忠兵衛は、その守城一ノ宮城から、ひそかに脱け出して、主君の元親の白地はくちの居城へ来て、元親に会った。
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)