“しろじ”の漢字の書き方と例文
語句割合
白地100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
八時過ぎには何も片づけてしまい九時前には湯を済まして白地しろじ浴衣ゆかたに着かえ団扇うちわを持って置座に出たところやはりどことなくなまめかしく年ごろの娘なり。
置土産 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
御召物おめしものは、これはまたわたくしどもの服装ふくそうとはよほどちがいまして、上衣うわぎはややひろ筒袖つつそでで、色合いろあいはむらさきがかってりました、下衣したぎ白地しろじで、上衣うわぎより二三ずんした
しかし、だんだん白地しろじ浴衣ゆかたひとすくなくなって、みんな人々ひとびとくろっぽい着物きものるようになってから、一ぽうでは、やっとしろかげさがすのに都合つごうがよくなりました。
白い影 (新字新仮名) / 小川未明(著)