“数”のいろいろな読み方と例文
旧字:
読み方(ふりがな)割合
かず43.9%
すう24.2%
かぞ18.9%
3.3%
1.6%
しばしば1.2%
かづ0.8%
しば/\0.8%
0.8%
かぞう0.4%
(他:10)4.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“数”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)4.6%
文学 > 日本文学 > 小説 物語3.1%
文学 > 日本文学 > 詩歌1.7%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
花道はなみちのうへにかざしたつくりざくらあひだから、なみだぐむだカンテラがかずしれずかヾやいてゐた。
桜さく島:見知らぬ世界 (新字旧仮名) / 竹久夢二(著)
形容のつかない色々繁雑なことや、手に負えないめんどうなことが、今日からかず限りとなくひき起こって来るような気がする。
あたかもとび烏の中における鶴のごときものであるから、結婚の以前、既にはやを宿さぬというすうはあるまい
三枚続 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「え、五円と云うところでしたね。しかしすうに於ては成功なんです。怪談祭の気味にはなったが、まず結構としておく事ですね」
友人一家の死 (新字新仮名) / 松崎天民(著)
其時そのとき代助はこの論理中に、ある因数フアクターかぞへ込むのを忘れたのではなからうかとうたぐつた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
われて、アンドレイ、エヒミチはもくしたまま、財嚢さいふぜにかぞて。『八十六えん。』
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
がたがた音がした台所も、遠くなるまで寂寞ひっそりして、耳馴れたれば今更めけど、戸外おもて万のかわずの声。
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
平常いつものように平気の顔で五六人の教師の上に立ち百の児童を導びいていたが、暗愁の影は何処どことなく彼に伴うている。
富岡先生 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
大伴家持の歌に、「春花のうつろふまでに相見ねば月日みつつ妹待つらむぞ」(巻十七・三九八二)というのがある。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
かうして一億弗をみ尽さうとするには先づ十年近くかゝり、も一つ進んで十億弗の銀貨になると、それを勘定するには毎日八時間働き通して、彼是かれこれ百年近くかゝる事になる。
最もしばしば往ったのはほど近い藤堂家である。この邸では家族の人々の誕生日、その外種々の祝日いわいびに、必ず勝久を呼ぶことになっている。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
通旦よもすがらしんを忘れて憂労いうらうここり。頃者このごろてんしきりあらはし、地しばしば震動す。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
そらくもかづ、」
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
俗界ぞくかいける小説せうせつ勢力せいりよくくのごとだいなればしたがつ小説家せうせつかすなはいま所謂いはゆる文学者ぶんがくしやのチヤホヤせらるゝは人気じんき役者やくしやものかづならず。
為文学者経 (新字旧仮名) / 内田魯庵三文字屋金平(著)
予かつてしば/\これを試みしに、山本氏の「清風」は茶の至美なる者にあらずと雖、神味とみに加はりて、霊気心胸に沁むものあるを覚ゆ。
(新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
例之たとへば蘭軒は酒を飲むに、しば/\青魚鮞かずのこを以て下物げぶつとした。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
そうして、日をり初めて、ちょうど、今日と言う日。
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
さうして日をり初めて、ちようど今日と言ふ日。
死者の書:――初稿版―― (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
とかくする中、かぞうれば今より十余年ほど前の事に相なり候。
榎物語 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
しかのみならず……此処が肝賢かなめ……他の課長の遺行をかぞえて暗に盛徳を称揚する事も折節はあるので、課長殿は「見所のある奴じゃ」ト御意遊ばして御贔負ごひいきに遊ばすが
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
絶えずわが紅玉こうぎよくかぞへたま
第二邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
草緑にして露繁き青山の練兵場、林を出でゝ野に入り、野を去つて更に田に出づるかうがい町より下渋谷の田舎道は余と透谷とが其頃しばしば散歩したる処にして当時の幻影おもかげは猶余の脳中に往来す。
透谷全集を読む (新字旧仮名) / 山路愛山(著)
それゆゑ三百篇の註を始として、杜詩の註等に至つても、註家のことに附会の痕あるに逢ふ毎に、わたくしはしば/″\巻を抛つて読むことを廃めた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
門人等は拝謝して受ける。しかし受けた後に用途に窮することがしば/″\である。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
子游曰く、君につかえて(責)むればすなわ(則)ちはずかしめられ、朋友に(交わりて)むればすなわうとんぜらる。
孔子 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
古るい人に先だたれ、新らしい人に後れれば、今日きょう明日あすと、その日にはかる命は、あやあやうい。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
それには酸素を多量に含んだ血液を、通常よりも早く循環せしめればよいから、活栓の働きの度数を心臓の搏動みゃくの三倍、四倍にすれば足ると思い、試みて見ましたところが、果して静脈血の炭酸瓦斯の量を非常に減少することが出来、人工肺臓問題は比較的簡単に解決をつけることが出来ました。
人工心臓 (新字新仮名) / 小酒井不木(著)
「奇功ハ功ニカゾヘズ、先駆ケハ厳罰ニ附ス」
私本太平記:07 千早帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
さうして、日をり初めて、ちようど、今日と言ふ日。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
其は、暦の語原たる「日み」の術を弁へた人によつて、月日の運り・気節の替り目が考へられ、生産のすべての方針が立てられた昔から説き起す。
古代生活の研究:常世の国 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)