トップ
>
下蔭
ふりがな文庫
“下蔭”の読み方と例文
読み方
割合
したかげ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
したかげ
(逆引き)
行くこと
数
(
す
)
百歩、あの
樟
(
くす
)
の大樹の
鬱蓊
(
うつおう
)
たる
木
(
こ
)
の
下蔭
(
したかげ
)
の、やや薄暗きあたりを行く藤色の
衣
(
きぬ
)
の端を遠くよりちらとぞ見たる。
外科室
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
それから
黄金色
(
こがねいろ
)
に黄ばんだ初冬の街路樹の
銀杏
(
いちょう
)
を、彼はその時々の思いで楽しく眺めるのだったが、今その
下蔭
(
したかげ
)
を通ってそういう時の快い感じも
仮装人物
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
但
(
ただし
)
因果関係からいえば、自分の枝になった実を梅干にして、その木に近く干すというよりも、ただその
下蔭
(
したかげ
)
の雪に散る花の方が、複雑でないことはいうまでもない。
古句を観る
(新字新仮名)
/
柴田宵曲
(著)
下蔭(したかげ)の例文をもっと
(13作品)
見る
下
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
蔭
漢検準1級
部首:⾋
14画
“下”で始まる語句
下
下手
下駄
下手人
下谷
下婢
下総
下司
下野
下僕
検索の候補
木下蔭
木下蔭挟合戦
“下蔭”のふりがなが多い著者
薄田淳介
柴田宵曲
尾崎紅葉
押川春浪
泉鏡花
徳田秋声
薄田泣菫
与謝野晶子
吉川英治
折口信夫