“数年前”のいろいろな読み方と例文
旧字:數年前
読み方割合
すうねんぜん40.0%
すねんぜん40.0%
すうねんまえ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
げんに、数年前すうねんぜんのこと、ちょうど春先はるさきであったが、轟然ごうぜんとして、なだれがしたときに、みき半分はんぶんはさかれて、ゆきといっしょに谷底たにそこちてしまったのでした。
しんぱくの話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
数年前すねんぜん、さる家を訪ねて、昼飯ちゅうはんの馳走にあずかって、やがてその家を辞して、ぶらぶら向島むこうじま寺島村てらじまむらつつみにかかったのが、四時頃のことだ、秋の頃で戸外おもて中々なかなかあかるい、私が昼の膳に出してくれた
狸問答 (新字新仮名) / 鈴木鼓村(著)
議論ぎろん上下じやうげするも大きいが、おたがひはなし数年前すうねんまえよりは真面目まじめつた、さて話をして見ると、山田やまだは文章をつて立たうと精神せいしんわたし同断どうだんだ、わたしこのこゝろざしいだいたのは
硯友社の沿革 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)