“年前”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ねんまえ45.8%
ねんぜん37.5%
ねんまへ12.5%
としまへ4.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ってのとおり、あたしゃどうやら人気にんきて、世間様せけんさまからなんのかのと、いわれているけれど、こころはやっぱり十年前ねんまえもおなじこと。
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
知事ちじ——の三年前ねんぜんつたことは、わたし新聞しんぶんつてたのです——のいくらか手當てあてのこつたのだらうとおもはれます。
雪霊記事 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
とまれ、十年前ねんまへあきの一乳色ちゝいろ夜靄よもやめた上海シヤンハイのあの茶館ツアコハン窓際まどぎはいた麻雀牌マアジヤンパイこのましいおといまぼく胸底きようていなつかしい支那風しなふうおもさせずにはおかない。
麻雀を語る (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
昨今さくこんは英帝が印度インド皇帝としての戴冠式を挙げる為に孟買ボンベイに行幸してられるが、革命党が何か仕出かしはしまいかと半年前としまへから非常な警戒ださうである。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)