“ねんまへ”の漢字の書き方と例文
語句割合
年前100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
とまれ、十年前(ねんまへ)の秋(あき)の一夜(や)、乳色(ちゝいろ)の夜靄(よもや)立(た)ち罩(こ)めた上海(シヤンハイ)のあの茶館(ツアコハン)の窓際(まどぎは)で聞(き)いた麻雀牌(マアジヤンパイ)の好(この)ましい音(おと)は今(いま)も僕(ぼく)の胸底(きようてい)に懷(なつか)しい支那風(しなふう)を思(おも)ひ出(だ)させずにはおかない。
麻雀を語る (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
今(いま)から二三年前(ねんまへ)のこと、其時(そのとき)は、船(ふね)の出懸(でが)けから暴風雨模樣(あれもやう)でな、風(かぜ)も吹(ふ)く、雨(あめ)も降(ふ)る。敦賀(つるが)の宿(やど)で逡巡(しりごみ)して、逗留(とうりう)した者(もの)が七分(ぶ)あつて、乘(の)つたのはまあ三分(ぶ)ぢやつた。
旅僧 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
或(あるひ)はヴオツカを呑(の)んでゐる者(もの)も有(あ)らう、病院(びやうゐん)の事業(じげふ)は總(すべ)て二十年前(ねんまへ)と少(すこ)しも變(かは)らぬ。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)