“ねんまえ”の漢字の書き方と例文
語句割合
年前100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
年前ねんまえみずうみのそばで少女おとめがしたように、あしずりをしてくやしがりましたが、かわいらしい白いとり姿すがたは、てしれない大空おおぞらのどこかにかくれてしまって、てんあいだには、いくえにもいくえにも
白い鳥 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
「五、六年前ねんまえも、このまちのはずれをながれているかわ金色こんじきうおたものがあるそうだ。」と、へいがいいました。
金の魚 (新字新仮名) / 小川未明(著)
どうぞ辛抱しんぼうして、話相手はなしあいてになっておくんなさいまし、——あたしゃ、王子おうじそだった十年前ねんまえも、お見世みせかようきょうこのごろも、こころ毛筋程けすじほどかわりはござんせぬ。
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)