“ねんぜん”の漢字の書き方と例文
語句割合
年前100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
つてつてらうかといふ一寸ちよつとおこるやいなや、そりや五六年前ねんぜんことだとかんがへあとからて、折角せつかく心持こゝろもちおもつきをすぐして仕舞しまつた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
しち年前ねんぜんの事があらわれてはのががたわが身の上ゆえ、いっそ荒々しく云って帰した方がよろしかろうと思いまして
此時このときは一しゆべからざるの凄氣せいきたれたのである。此所こゝこれ、千すう年前ねんぜんひとほうむつた墳墓ふんぼである。その内部ないぶきながらつてつのである。白骨はくこつけるにあらぬか。