“七”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
なな31.3%
しち27.1%
なゝ21.9%
なゝつ3.1%
ナヽ2.1%
2.1%
しっ2.1%
2.1%
なあ1.0%
ななつ1.0%
ジーベン1.0%
セブン1.0%
ナキネ1.0%
ナナ1.0%
1.0%
1.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さる人はかしこくとも、さるわざは賢からじ。こがね六三ななのたからのつかさなり。土にうもれては霊泉れいせんたたへ、不浄を除き、たへなるこゑかくせり。
一体、何家どこを捜す? いやさ捜さずともだが、仮にだ。いやさ、しちくどう云う事はない、何で俺が門をうかごうた。唐突だしぬけに窓をのぞいたんだい。
白金之絵図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
男「何時いつけえるか知れぬが、まア、何時帰ると私等わしらに断って出た訳でえから受合えねえが、明けると大概なゝ八日ようかぐれえ帰らぬ男で」
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
我等に汝のなゝつの國を過ぐるを許せ、我は汝よりうくる恩惠めぐみを彼に語らむ、汝若し己が事のかなたに傳へらるゝをいとはずば。 八二—八四
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
神女の人数を、ナヽ処女・処女・コヽノの処女などゝ勘定してゐる。此は、多数を凡そ示す数詞が変化して行つた為である。其と共に実数の上に固定を来した場合もあつた。
水の女 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
つきて見むこことを手もて数へてこれの手鞠を
黒檜 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
浮世絵師うきよえしが夢に見そうないい女で、二十しっぱちあぶらの乗り切った女ざかり、とにかく、すごいような美人なのが、性来せいらい侠気きょうきわざわいして、いつの間にかこうして女遊人に身を持ち崩し
魔像:新版大岡政談 (新字新仮名) / 林不忘(著)
、の日が灸の日で、その日は無量寺の書き入れ日だっせとのことだった。途端に想い出したものがある。同じ宿にごろ/\している婆さんのことだ。
俗臭 (新字新仮名) / 織田作之助(著)
めいつ! ようつ! ずうつ! もうつ! なあつ! やあつ! ごうのつ! お!」とみんなが答えた。
鐘塔の悪魔 (新字新仮名) / エドガー・アラン・ポー(著)
「おらのもらったかねジーベンだぞ。アクトじゃねえや。」
そのうち私はツウーの切札を得た。どうかしてこの一枚だけは生かして、せめて十点でも得て置かうと思つたにもかゝはらず、たつた一遍に光子さんのセブンかなんかでせしめられて了ひました
青白き公園 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
一の字をりつけられたのは、抗夫長屋ではやっていた、オイチョカブ賭博とばくの、インケツニゾサンタシスンゴケロッポーナキネオイチョカブのうち、このふだを引けば負けと決っているインケツの意味らしかった。
競馬 (新字新仮名) / 織田作之助(著)
雨上りの朝のナナ谷越えで、落ちてきた岩塊に打たれて重傷を負ったためとわかったし、大黒鉱山道でも、人夫がやはり落石にあたって、これは頭を砕かれて死んだとか。
ある偃松の独白 (新字新仮名) / 中村清太郎(著)
するとそこにはお婆さんと娘さんと二人しか居りませなんだがお前は女ばかりと侮ってそう押付けな事をいうか、ここにはテントがつもつもある。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)