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七
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なな
ふりがな文庫
“
七
(
なな
)” の例文
さる人はかしこくとも、さる
事
(
わざ
)
は賢からじ。
金
(
こがね
)
は
六三
七
(
なな
)
のたからの
最
(
つかさ
)
なり。土に
瘞
(
うも
)
れては
霊泉
(
れいせん
)
を
湛
(
たた
)
へ、不浄を除き、
妙
(
たへ
)
なる
音
(
こゑ
)
を
蔵
(
かく
)
せり。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
其処
(
そこ
)
へ
七
(
なな
)
、
八
(
や
)
ツになる子供が
喧嘩
(
けんか
)
をして
溝
(
どぶ
)
へ落ちたとやら、
衣服
(
きもの
)
を
溝泥
(
どぶどろ
)
だらけにして泣きわめきながら帰って来る。小言がその方へ移る。
監獄署の裏
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
お米もなんだか不安に思われたので、
七
(
なな
)
つ(午後四時)過ぎまで一緒に待ち暮らしていると、お
時
(
とき
)
は元気のない顔をしてとぼとぼと帰って来た。
箕輪心中
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
「ちょっとおたずねですがな、お昼すぎごろに、
七
(
なな
)
八
(
やっ
)
つぐらいの子どもらが十人ほど通ったのを、見ませなんだかいな」
二十四の瞳
(新字新仮名)
/
壺井栄
(著)
偃松も
七
(
なな
)
かまども、また岳かんばも、しとどに露を宿している。ゆるい傾斜の草野には、兎の路が縦横に綾を織る。
ある偃松の独白
(新字新仮名)
/
中村清太郎
(著)
▼ もっと見る
五
(
いつ
)
たび目に尼提の曲った路にも、——尼提は狭い路を
七
(
なな
)
たび曲り、七たびとも如来の歩いて来るのに出会った。殊に七たび目に曲ったのはもう逃げ道のない
袋路
(
ふくろみち
)
である。
尼提
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
一
(
ひ
)
い、
二
(
ふ
)
う、
三
(
み
)
い、
四
(
よ
)
お、
五
(
い
)
つ、
六
(
む
)
う、
七
(
なな
)
、
八
(
や
)
あ、
九
(
ここ
)
、
十
(
とを
)
、十一、十二……十三……
落葉日記(三場)
(新字旧仮名)
/
岸田国士
(著)
あんこくじには、
七
(
なな
)
つ
八
(
やっ
)
つ ぐらいの こぞうが 十にんばかりも いました。
一休
(
いっきゅう
)
さんは そのなかで いちばん としした でしたが、いちばん りこうで、とんちが ありました。
一休さん
(新字新仮名)
/
五十公野清一
(著)
古
(
いにしへ
)
の
七
(
なな
)
の
賢
(
さか
)
しき
人等
(
ひとたち
)
も
欲
(
ほ
)
りせしものは
酒
(
さけ
)
にしあるらし (同・三四〇)
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
燈心を一束、片手に油差を持添え、
揉烏帽子
(
もみえぼし
)
を頂いた、耳、ぼんの
窪
(
くぼ
)
のはずれに、燈心はその
十
(
と
)
筋
七
(
なな
)
筋の抜毛かと思う
白髪
(
しらが
)
を
覗
(
のぞ
)
かせたが、あしなかの音をぴたりぴたりと寄って、半ば朽崩れた欄干の
貝の穴に河童の居る事
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
柳河は城を
三
(
み
)
めぐり
七
(
なな
)
めぐり水めぐらしぬ咲く
花蓮
(
はなはちす
)
夢殿
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
物の
七
(
なな
)
たび
涅槃
(
ニルヴアナ
)
に浸りて澄みし心もて。
海潮音
(新字旧仮名)
/
上田敏
(著)
私がまだ
六
(
むっ
)
つか
七
(
なな
)
つの時分でした。
梨の実
(新字新仮名)
/
小山内薫
(著)
「——
七
(
なな
)
、
八
(
や
)
ア、
九
(
こ
)
ノ……」
浮かぶ飛行島
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
「
七
(
なな
)
ア!
八
(
や
)
ア! 九ツ!」
宮本武蔵:07 二天の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
七
(
なな
)
たび歌よみに与ふる書
歌よみに与ふる書
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
七
(
なな
)
行く
媛女
(
をとめ
)
ども
古事記:02 校註 古事記
(その他)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
七
(
なな
)
つの
羽
(
はね
)
の
美
(
うつ
)
くしい
晶子詩篇全集
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
七
(
なな
)
の枝ふみのぼり
南嶋を思いて:――伊波文学士の『古琉球』に及ぶ――
(新字新仮名)
/
新村出
(著)
総武
(
そうぶ
)
鉄道の工事の始まつたのはまだ僕の小学時代だつたであらう。その以前の「お竹倉」は
夜
(
よる
)
は「
本所
(
ほんじよ
)
の
七
(
なな
)
不思議」を思ひ出さずにはゐられない程もの寂しかつたのに違ひない。
本所両国
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
町家
(
ちょうか
)
の
内儀
(
ないぎ
)
らしい
丸髷
(
まるまげ
)
の女が
七
(
なな
)
、
八
(
やっ
)
ツになる娘の手を引いて門の
内
(
なか
)
へ
這入
(
はい
)
って行った。
すみだ川
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
……本箱の
五
(
いつ
)
ツ
七
(
なな
)
ツが家の五丁目七丁目で、
縦横
(
じゅうおう
)
に通ずるので。
印度更紗
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
仰げば空の
七
(
なな
)
つ
星
(
ほし
)
紅
(
あか
)
く
煌
(
きら
)
めき
第二邪宗門
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
かはいい
七
(
なな
)
ちやん
晶子詩篇全集
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
知らしめんがためか聖徳太子の吟作なりとて「照る月のなかなる物の
大弓
(
おおゆみ
)
はあぞちにたちて
的
(
まと
)
にあたらず」また
和泉式部
(
いずみしきぶ
)
が「南無仏の
御舎利
(
みしゃり
)
を
出
(
いだ
)
す
七
(
なな
)
つ
鐘
(
がね
)
むかしもさぞな今も
双調
(
そうちょう
)
」
江戸芸術論
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
と
七
(
なな
)
ツ
八
(
やつ
)
ツ
入乱
(
いりみだ
)
れてけたゝましい
跫音
(
あしおと
)
が
駈
(
か
)
けめぐる。
二世の契
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
一念の
鱣
(
うなぎ
)
となつて
七
(
なな
)
まとひ 桃青
芭蕉雑記
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
六
(
む
)
つあまり、
七
(
なな
)
つか、
八
(
や
)
つ。
海豹と雲
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
「さうさう
七
(
なな
)
ツ
谺
(
こだま
)
。」
竜潭譚
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
七
(
なな
)
つ
追
(
お
)
ひ
出
(
だ
)
そ。
とんぼの眼玉
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
十三
(
じふさん
)
七
(
なな
)
つ。
お月さまいくつ
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
十三
(
じふさん
)
七
(
なな
)
つ。
お月さまいくつ
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
十三
(
じふさん
)
七
(
なな
)
つ。
お月さまいくつ
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
“七”の意味
《名詞》
七(なな、しち、方言:ひち)
7。六より一多い数。助数詞が続く場合や小数部では一般にななと読む。しちと読む場合も一や八と異なり促音便にならない。日の場合は別の語のなのかになる。
(出典:Wiktionary)
七
常用漢字
小1
部首:⼀
2画
“七”を含む語句
七八
七月
七顛八倒
七葉樹
七日
七八歳
七歳
一七日
七夜
七色
七生
七条
文七元結
七時
七度
七重
三七日
七五三
七曲
七人
...