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『梨の実』
ふりがな文庫
『
梨の実
(
なしのみ
)
』
私がまだ六つか七つの時分でした。 或日、近所の天神さまにお祭があるので、私は乳母をせびって、一緒にそこへ連れて行ってもらいました。 天神様の境内は大層な人出でした。飴屋が出ています。つぼ焼屋が出ています。切傷の直ぐ癒る膏薬を売っている店があ …
著者
小山内薫
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約6分(500文字/分)
朗読目安時間
約10分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
六
(
むっ
)
爺
(
じじ
)
端
(
はじ
)
落
(
おっ
)
附
(
つい
)
葬
(
ともら
)
叫
(
どな
)
乳母
(
ばあや
)
失
(
うしな
)
捕
(
つか
)
手
(
た
)
畏
(
かしこま
)
恐
(
こわ
)
誰
(
だれ
)
廃
(
や
)
収
(
しま
)
酷
(
むご
)
体
(
からだ
)
為
(
ため
)
椀
(
わん
)
爺
(
じい
)
熊
(
くま
)
癒
(
なお
)
直
(
す
)
為方
(
しかた
)
飴屋
(
あめや
)
縛
(
しば
)
膏薬
(
こうやく
)
若
(
も
)
蓋
(
ふた
)
西瓜
(
すいか
)
財布
(
さいふ
)
貰
(
もら
)
辛
(
つら
)
途端
(
とたん
)
這入
(
はい
)
遣
(
や
)
野天
(
のてん
)
鉤
(
かぎ
)
間
(
ま
)
顫
(
ふる
)
七
(
なな
)
大人
(
おとな
)
人込
(
ひとごみ
)
仰
(
おっ
)
何処
(
どこ
)
併
(
しか
)
俄
(
にわか
)
俺
(
おれ
)
側
(
そば
)
入用
(
いりよう
)
列
(
なら
)
利
(
き
)
勢
(
いきおい
)
叩
(
たた
)
可哀
(
かわい
)
呆
(
あき
)
唯
(
ただ
)
暫
(
しばら
)
大層
(
たいそう
)
大抵
(
たいてい
)
天神
(
てんじん
)
好
(
い
)
寒空
(
さむぞら
)
山雀
(
やまがら
)
巾着
(
きんちゃく
)
平地
(
ひらち
)
忽
(
たちま
)
怪我
(
けが
)
或
(
ある
)
手許
(
てもと
)
担
(
かつ
)
斬
(
き
)
日除
(
ひよけ
)