“霊泉”の読み方と例文
読み方割合
れいせん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「かわいそうにこのわしは、片目を鉄砲でたれているため、だいぶ苦しがっている。はやくその霊泉れいせんで洗ってやるがよい。すぐなおる」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
さる人はかしこくとも、さるわざは賢からじ。こがね六三ななのたからのつかさなり。土にうもれては霊泉れいせんたたへ、不浄を除き、たへなるこゑかくせり。
御念ごねんおよばぬ、じやうぬまそこく……霊泉れいせんゆあみさせて、きづもなく疲労つかれもなく苦悩くなうもなく、すこやかにしておかへまをす。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)