“れいせん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
霊泉44.4%
冷泉22.2%
厲扇11.1%
醴泉11.1%
霊仙11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さる人はかしこくとも、さるわざは賢からじ。こがね六三ななのたからのつかさなり。土にうもれては霊泉れいせんたたへ、不浄を除き、たへなるこゑかくせり。
清冽せいれつきくすべき冷泉れいせんのある、そのうつくしき花園はなぞのることをました。
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
内十六人は各造花一茎をささげ、他に如意にょい白払びゃくほつ厲扇れいせん等を持つものがある。天王薬叉も天女も皆彫刻や画にある通りの扮装をしていたと考えていい。
古寺巡礼 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
石をめぐらした一坪ほどの水溜りは碑文に言う醴泉れいせんの湧き出た井の名残であろう。しかし今見れば散りつもる落葉の朽ち腐された汚水の溜りに過ぎない。
葛飾土産 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
もう余程遅いかも知れんと思って、やおら立ちかけて、平野の向うを見ていると、また僧霊仙れいせんのことが意識をかすめた。
ドナウ源流行 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)