“れいぜん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
冷然54.5%
霊前27.3%
冷泉9.1%
霊膳9.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まま母ははじめから口もださず手もださず、きわめて冷然れいぜんたるものであった。老人は老妻ろうさい冷淡れいたんなるそぶりにつき、二ことことなじるような小言こごとをいうたにたいし、
告げ人 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
彼はその血だらけになってくだけ飛んだ人形の足を師匠にうて貰い受け真綿にくるみ白木の箱に収めて、時々取り出しては慈母じぼ霊前れいぜんぬかずくがごとく礼拝した「この人形の折檻せっかんがなかったら自分は一生凡々ぼんぼんたる芸人の末で終ったかも知れない」としばしば泣いて人に語った。
春琴抄 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
冷泉れいぜんをレンゼイ(後にはさらにレイゼイと訛る)、定考じょうこうをコウジョウ、称唯しょういをイショウ、あらたしいをアタラシイ、身体からだをカダラ、茶釜ちゃがまをチャマガ、寝転ぶをネロコブという類みなこれである。
霊膳れいぜん、茶、香花こうげ、それに燭台しょくだいのそなえにも和尚の注意の行き届いた薄暗い部屋へやがそこにあった。
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)