“七条”のいろいろな読み方と例文
旧字:七條
読み方割合
しちじょう40.0%
しちぜう20.0%
しちでう20.0%
ななすじ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
汽車は流星のはやきに、二百里の春をつらぬいて、行くわれを七条しちじょうのプラットフォームの上に振り落す。
京に着ける夕 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
汽笛して七条しちぜう出でぬ。
哀音 (新字旧仮名) / 末吉安持(著)
七条しちでうの停車場も今より小さかつたし、烏丸からすまるとほりだの四条しでうとほりだのがずつと今よりせまかつた。
一番気乗のする時 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
火の手は、七条ななすじにも上がりまして、ぱちぱちぱんぱんと燃える音が手に取るように聞こえます。……あれは山間やまあいの滝か、いや、ぽんぷの水の走るのだと申すくらい。
眉かくしの霊 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)