“七五三”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しめ90.0%
しちごさん10.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
菰冠こもかぶりがひとつドデンと据えられ、輪飾りや七五三しめ飾りがちらばっている大きな台所へゆくと、チャンと大工道具が置かれてあった。
円太郎馬車 (新字新仮名) / 正岡容(著)
その祭礼は十一月で、一年に一度神職かんぬしをよんで、神棚かみだな七五三しめ繩を張り、燈明をつけて、祝詞のりとをあげてもらひます。
蛇いちご (新字旧仮名) / 宮原晃一郎(著)
親王のお首を捨て置いたと傳へられるところは、土牢を去る二十歩のところで、小藪の周圍には、七五三しめなはが繞らしてあつた。
滑川畔にて (旧字旧仮名) / 嘉村礒多(著)
するには米稿いねわらの方をくゝしたるを扇のやうにひらきてこれに坐す、(此わらは七五三しめのこゝろとぞ)かりにも常のごとくにはらず。
府下牛込小石川辺りにてなすところを聞くに、「麻糸の中に婦人の髪の毛三筋入れ、その縄を七五三しめに結う」という。
妖怪玄談 (新字新仮名) / 井上円了(著)
子供たちの七五三しちごさん祝着いわいぎなども干されましたが、そのなかで背中に飾紐のついてる広袖の着物が、私のお宮詣りの日に着たものだと聴かされた時には、自分の憶えのない遠い赤児の頃を思って、ふしぎな気持がしました。
虫干し (新字新仮名) / 鷹野つぎ(著)