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『滑川畔にて』
ふりがな文庫
『
滑川畔にて
(
なめりがわほとりにて
)
』
北鎌倉で下車して、時計を見ると十時であつた。驛前の賣店で簡單な鎌倉江の島の巡覽案内を買ひ、私とユキとは地圖の上に額と額とを突き合せて、圓覺寺の所在をさがしても分らなかつた。 「圓覺寺といふのは、どちらでございませうか?」 ユキが走つて行つて …
著者
嘉村礒多
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
文字種別
旧字旧仮名
読書目安時間
約24分(500文字/分)
朗読目安時間
約40分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
嗽
(
ゆす
)
歔欷
(
きよき
)
戮
(
ころ
)
葛蘿
(
つたかづら
)
窟
(
あな
)
滑川
(
なめりがは
)
煽
(
あふ
)
瞑
(
つむ
)
洪鐘
(
こうしよう
)
漾
(
たゞよ
)
田部
(
たべ
)
男坂
(
をとこざか
)
相應
(
ふさは
)
炬
(
たいまつ
)
礎
(
いしずゑ
)
窖
(
あな
)
繩
(
なは
)
翠巒
(
すゐらん
)
鬱茂
(
こんもり
)
堆
(
うづたか
)
戎衣
(
じゆうい
)
愬
(
うつた
)
注連
(
しめなは
)
女坂
(
をんなざか
)
祠
(
ほこら
)
俛首
(
うなだ
)
顫
(
ふる
)
賽
(
さい
)
貳刀
(
じたう
)
蠢
(
うごめ
)
蜩
(
ひぐらし
)
南
(
みなみ
)
口吻
(
くちぶり
)
竦
(
すく
)
廂窓
(
ひさしまど
)
窈冥
(
えうめい
)
石磴
(
いしだん
)
拱
(
こまぬ
)
斫
(
き
)
時偶
(
ときたま
)
朕
(
ちん
)
焦
(
じ
)
何故
(
なぜ
)
榮螺
(
さざえ
)
毒試
(
どくみ
)
氣忙
(
きぜは
)