“短日”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たんじつ62.5%
みじかび37.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
百二十里半ひやくにじふりはん——丁數ちやうすう四千三十八を、早飛脚はやびきやく滿五日まんいつかふゆ短日たんじつおいてさへこれにくはふることわづか一日いちじつ二時にときであつた。
麻を刈る (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
文「左様かな、しか今日こんにち霜月しもつき中日ちゅうにち短日たんじつとは云いながらもう薄暗くなったなア」
後の業平文治 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
即ちよいあかつきとの場合が多い。なお筆のついでであるからちょっとここでいって置きたいのは、日永ひながが春で、短夜が夏で、夜長よながが秋で、短日みじかびが冬であるのは、理窟からいったら合わぬ話になる。
俳句はかく解しかく味う (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
短日みじかびの光つめたき小竹ささの葉に雨さゐさゐと降りて来にけり (二〇八頁)
文庫版『雀の卵』覚書 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)