“小竹”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
ささ44.8%
こたけ10.3%
こちく10.3%
をだけ10.3%
しぬ6.9%
しょうちく6.9%
しの3.4%
サヽ3.4%
シヌ3.4%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“小竹”を含む作品のジャンル比率
社会科学 > 風俗習慣・民俗学・民族学 > 風俗習慣・民俗学・民族学4.5%
歴史 > 日本史 > 日本史2.3%
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸1.6%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
小竹ささはみやまもさやにみだれどもわれいもおもふわかぬれば 〔巻二・一三三〕 柿本人麿
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
小竹ささのさやぐ霜夜しもよ七重ななへころもにませるろがはだはも 〔巻二十・四四三一〕 防人
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
たいくつで、やり切れない牛丸少年であった。三度の食事が待ちどおしかった。その食事は、口がきけず耳のきこえない男が、きちんきちんとはこんでくれた。「小竹こたけさん」と呼ばれることもあった。
少年探偵長 (新字新仮名) / 海野十三(著)
小竹こたけ梅子うめこも内に遊んでゐましたといふに、そんなら呼べと座はにわかにぎやかになりぬ、三谷が梅子に可哀さうに風を引いてゐるといへば、お万引き取りて、この子の寝ざうといつたらございませぬ、それに幾らねんねでも
そめちがへ (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
かんのつよい、そのくせ体のひよわい小竹こちくは、泣きぬいていたが、やっとわらぶとんの中で、乳を離れかけた。
新書太閤記:01 第一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
達者に——というべき後も、のどにつまって、それしか出なかった。母は神棚の前へ、背を曲げていた。泣きだした小竹こちくを抱いて、おつみは外へ追いかけて出て来た。
新書太閤記:01 第一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
夏の夜はしの小竹をだけのふししげみそよやほどなく明くるなりけり
短夜の頃 (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
笛の小竹をだけや曇るらん
若菜集 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
朝柏あさがしはうる八河辺はかはべ小竹しぬのしぬびて宿ればいめに見えけり 〔巻十一・二七五四〕 作者不詳
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
また、「うち靡く春さり来れば小竹しぬうれ尾羽をはうちりて鶯鳴くも」(同・一八三〇)というのもあり、これも鶯の行為をこまかく云っている。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
山陽だとか、小竹しょうちくだとか、海屋かいおくだとか、広沢こうたくだとか、そんなことがいけない。
大菩薩峠:33 不破の関の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
篠崎小竹しょうちくの顔も見え、岡田半江はんこう小田おのだこくなどの画人や、伊丹いたみ剣菱けんびしの主人なども来ていた。
梅颸の杖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ここにその后たち御子たち、その小竹しの苅杙かりばねに、足切り破るれども、その痛みをも忘れて、哭きつつ追ひいでましき。
小竹サヽの葉はみ山もさやにさやげどもわれは妹思ふ別れ来ぬれば 柿本人麿
其中日記:12 (十二) (新字旧仮名) / 種田山頭火(著)
皇后(神功)南の方、紀伊の国に詣りまして、太子に日高に会ふ。……更に小竹シヌ宮に遷る。是時にアタりて、昼暗きこと夜の如し。已に多くの日を経たり。時人常夜行くと言ふ。
古代生活の研究:常世の国 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)