“しぬ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:シヌ
語句割合
25.0%
小竹12.5%
12.5%
12.5%
仕抜6.3%
6.3%
6.3%
溺死6.3%
細竹6.3%
6.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
つまにかきとらむいつまもが旅行たびゆあれは見つつしぬばむ 〔巻二十・四三二七〕 防人
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
山越やまごしかぜときじみちずいへなるいもをかけてしぬびつ 〔巻一・六〕 軍王
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
朝柏あさがしはうる八河辺はかはべ小竹しぬのしぬびて宿ればいめに見えけり 〔巻十一・二七五四〕 作者不詳
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
また、「うち靡く春さり来れば小竹しぬうれ尾羽をはうちりて鶯鳴くも」(同・一八三〇)というのもあり、これも鶯の行為をこまかく云っている。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
蟹味噌のからき蟹味噌噛みつぶし辛くも生きてしぬびつるかも
雀の卵 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
「袖振る」という行為の例は、「石見のや高角山の木の間より我が振る袖を妹見つらむか」(巻二・一三二)、「おほならばかもかもむをかしこみと振りたき袖をしぬびてあるかも」(巻六・九六五)、「高山のみね行く鹿ししの友を多み袖振らず来つ忘ると念ふな」(巻十一・二四九三)などである。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
眺めては眺めては悲しそうな、悔しそうな、諦められぬ、どうにもなれぬ、しぬにも死なれぬその眼、眼、眼、眼。
フレップ・トリップ (新字新仮名) / 北原白秋(著)
第一此罪人を男か女かとお考えなさい、アノ傷で見ればしぬる迄に余ほど闘った者ですが女ならアレほど闘う中に早く男に刃物を奪取うばいとられて反対あべこべに殺されます、又背中の傷はにげた証拠です、相手が女なら容易の事では逃げません、夫に又女は—(荻)イヤ女で無い事は理屈に及ばぬ箱屋殺しの様なはなしも有るけれど夫は不意打
無惨 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
主婦は舅の酒には苦労を仕抜しぬいて来た。
(新字旧仮名) / 田山花袋(著)
星あかりしぬぐ子か黒船のとも出はづれて広き浦廻うらみ
海阪 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
天つ辺にただにしぬげば不二がのいただき白う冴えにけるかも
海阪 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
には麻手あさてかりししきしぬ東女あづまをみなわすれたまふな 〔巻四・五二一〕 常陸娘子
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
須臾とき官軍みいくさ敗績やぶれぬ。水におもむきて溺死しぬる者おおし。艫舳へとも廻旋めぐらすることを得ず。
金将軍 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
「だに」という助詞は多くは名詞につくが、必ずしもそうでなく、「棚霧たなぎらひ雪も降らぬか梅の花咲かぬがしろに添へてだに見む」(巻八・一六四二)、「池のべの小槻をつきが下の細竹しぬな苅りそね其をだに君が形見に見つつ偲ばむ」(巻七・一二七六)等の例がある。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
夕月夜ゆふづくよこころしぬ白露しらつゆくこのには蟋蟀こほろぎくも〔巻八・一五五二〕 湯原王
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
「心もしぬに」は、直ぐ、「白露の置く」に続くのではなく、寧ろ、「蟋蟀鳴く」に関聯しているのだが、そこが微妙な手法になっている。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)