“一笑”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いっしょう58.8%
いつせう41.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
するとその女が、——どうしたと思う? 僕の顔をちらりと見るなり、正に嫣然えんぜん一笑いっしょうしたんだ。おやと思ったがに合わない。
一夕話 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
と、さきには家康へ、身ぐるみたのみきっていたように、今では、一にも秀吉、二にも秀吉と、かれのいちびん一笑いっしょうをただおそるるのみだった。
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
おそらくは無望塔むばうたふにやあらん。住僧の心にはしぬがいやさに無望塔のぞみなきたふなるべし。こゝに無稽むけい一笑いつせうしるして博識はくしき確拠かくきよつ。
王鎧わうがいどんなものだとつて、これ石崇せきそうしめすや、石崇せきそう一笑いつせうしててつ如意によいもつつてくだく。王鎧わうがいおほいいかる。
唐模様 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)