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一笑
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いつせう
ふりがな文庫
“
一笑
(
いつせう
)” の例文
おそらくは
無望塔
(
むばうたふ
)
にやあらん。住僧の心には
死
(
しぬ
)
がいやさに
無望塔
(
のぞみなきたふ
)
なるべし。こゝに
無稽
(
むけい
)
の
一笑
(
いつせう
)
を
記
(
しる
)
して
博識
(
はくしき
)
の
確拠
(
かくきよ
)
を
竢
(
ま
)
つ。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
王鎧
(
わうがい
)
どんなものだと
云
(
い
)
つて、
是
(
これ
)
を
石崇
(
せきそう
)
に
示
(
しめ
)
すや、
石崇
(
せきそう
)
一笑
(
いつせう
)
して
鐵
(
てつ
)
如意
(
によい
)
を
以
(
もつ
)
て
撃
(
う
)
つて
碎
(
くだ
)
く。
王鎧
(
わうがい
)
大
(
おほい
)
に
怒
(
いか
)
る。
唐模様
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
それに父の信之は、村方の
肝煎
(
きもいり
)
から
諸交際
(
しよつきあひ
)
、
家
(
うち
)
にゐることとては夜だけなのだ。従つて、癇癪持のお柳が一家の権を握つて、其
一顰
(
いちびん
)
一笑
(
いつせう
)
が家の中を明るくし又暗くする。
鳥影
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
だから情熱を軽蔑しない限り、蒐集家も
一笑
(
いつせう
)
に付することは出来ない。しかし僕は蒐集家とは別の
鋳型
(
いがた
)
に属してゐる。同時に又革命家や予言者とも別の鋳型に属してゐる。
続野人生計事
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
おそらくは
無望塔
(
むばうたふ
)
にやあらん。住僧の心には
死
(
しぬ
)
がいやさに
無望塔
(
のぞみなきたふ
)
なるべし。こゝに
無稽
(
むけい
)
の
一笑
(
いつせう
)
を
記
(
しる
)
して
博識
(
はくしき
)
の
確拠
(
かくきよ
)
を
竢
(
ま
)
つ。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
▼ もっと見る
圍者
(
かこひもの
)
の
相談
(
さうだん
)
とおぼしけれど、
懲
(
こ
)
りて
詮議
(
せんぎ
)
に
及
(
およ
)
ばず。まだ
此方
(
こつち
)
が
助
(
たすか
)
りさうだと
一笑
(
いつせう
)
しつゝ
歸途
(
きと
)
に
就
(
つ
)
く。
弥次行
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
一笑
(
いつせう
)
に
附
(
ふ
)
せられるに相違ない。
日本の女
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
“一笑”の意味
《名詞》
にっこり笑うこと。
(出典:Wiktionary)
一
常用漢字
小1
部首:⼀
1画
笑
常用漢字
小4
部首:⽵
10画
“一笑”で始まる語句
一笑靄然