“無稽”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
むけい93.5%
ばか3.2%
むかんがへ3.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こういう見方はしかし、実はそれほど無稽むけいなものでないということは、すでに自分のみならず、他の人もしばしば論じたことである。
科学と文学 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
その男というのはその時分丁度ちょうど四十一二ぐらいで、中々なかなか元気な人だったし、つ職務柄、幽霊の話などはてんから「んの無稽ばかな」とけなした方だった
暗夜の白髪 (新字新仮名) / 沼田一雅(著)
「いや駄目ぢやない。俺は決して無稽むかんがへな事は云はん、変な興奮もしないよ。」
熱海へ (新字旧仮名) / 牧野信一(著)