“朝寒”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あささむ68.8%
あさざむ31.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
夜具を退けて、床を離れる途端に、彼女は自分で自分の腕の力を感じた。朝寒刺戟と共に、まった筋肉が一度に彼女を緊縮させた。
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
茶柳条のフラネルの単衣朝寒の羽織着たるが、御召縮緬の染直しなるべく見ゆ。貫一はさすがに聞きも流されず
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
土手八丁をぶらりぶらりと行尽して、山谷堀彼方から吹いて来る朝寒の川風に懐手したわが肌の移香いながら宿の方へと曲ったが
散柳窓夕栄 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
さて、つまみ、ちがへ、そろへ、たばねと、大根のうろきの次第きにつけて、朝寒夕寒、やゝ肌寒夜寒となる。
寸情風土記 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)