“彼岸花”の読み方と例文
読み方割合
ひがんばな100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
藤園池辺氏が丹波たんばに遊んで大江山おおえやまあたりを歩いたとき、九州辺で彼岸花ひがんばなというものを、土地の人に聞けばきつねばなと答えたといって
稲田やいも畑のあいだを縫いながら、雨後のぬかるみを右へ幾曲がりして登ってゆくと、その間には紅い彼岸花ひがんばながおびただしく咲いていた。墓は思うにもまして哀れなものであった。
綺堂むかし語り (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)