“曼珠沙華”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
まんじゅしゃげ51.9%
まんじゆしやげ25.9%
ひがんばな11.1%
まんじゆさげ7.4%
ぼんばな3.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
崖のくずれを雑樹またの中に、月夜の骸骨のように朽乱れた古卒堵婆のあちこちに、燃えつつ曼珠沙華が咲残ったのであった。
夫人利生記 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
曼珠沙華は田のの石地蔵が好きだ。むらがり寄つてお祭りする。この花は又墓場も好きだ。淋しさに燃えていられる処だからだ。
雑草雑語 (新字旧仮名) / 河井寛次郎(著)
たぶん妹か、らしい女のに声をかけると、曼珠沙華のようにちゃけた頭髪はくるッと振りむいて、ひどくった顔色で「赤ンベイ」をしてみせた。
冬枯れ (新字新仮名) / 徳永直(著)
僅かに一本二本と咲き始めたころに見出でて、オヽ、もうこれが咲くのかと驚かるゝ花に曼珠沙華がある。私の国では彼岸花といふが、その方が好い。
秋草と虫の音 (新字旧仮名) / 若山牧水(著)
火葬場は曼珠沙華にかくれたりはるかにしろきけむりたつ見ゆ
小熊秀雄全集-01:短歌集 (新字旧仮名) / 小熊秀雄(著)