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『雑草雑語』
ふりがな文庫
『
雑草雑語
(
ざっそうざつご
)
』
罌粟の花は毒薬の原料にされてから畑から追払はれてしまつた。あんな素晴らしい花や実を取られたのは子供達には何んといふ不幸なことなのだらう。毒薬なんかにはしないから畑へ返して貰ひたい。 柿は驚くべき誠実な彫刻家だ。自分を挙げて丹念に刻つた同じ花 …
著者
河井寛次郎
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約6分(500文字/分)
朗読目安時間
約10分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
画布
(
かんばす
)
空白
(
からつぽ
)
畔
(
くろ
)
実
(
み
)
杜若
(
かきつばた
)
柑橘
(
かんきつ
)
柘榴
(
ざくろ
)
海棠
(
かいどう
)
窶
(
やつ
)
菖蒲
(
あやめ
)
薊
(
あざみ
)
鶏頭
(
けいとう
)
龍胆
(
りんどう
)