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『夫人利生記』
ふりがな文庫
『
夫人利生記
(
ぶにんりしょうき
)
』
瑠璃色に澄んだ中空の樹の間から、竜が円い口を張開いたような、釣鐘の影の裡で、密と、美麗な婦の——人妻の——写真を視た時に、樹島は血が冷えるように悚然とした。…… 山の根から湧いて流るる、ちょろちょろ水が、ちょうどここで堰を落ちて、湛えた底に …
著者
泉鏡花
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約26分(500文字/分)
朗読目安時間
約43分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
端
(
ただ
)
冷
(
つめと
)
私
(
てまえ
)
眩
(
めくるめ
)
負
(
おんぶ
)
蒼白
(
あお
)
居
(
すわ
)
画
(
えがく
)
麗
(
うつく
)
乳
(
っぱ
)
夫人
(
ぶにん
)
昇
(
た
)
細流
(
ほそながれ
)
極
(
きまり
)
婦
(
ひと
)
髑髏
(
しゃりこうべ
)
大金
(
たいまい
)
大
(
おおき
)
食
(
あが
)
優
(
やさし
)
堰
(
いせき
)
厳
(
おごそか
)
音信
(
おとず
)
絡
(
まつわ
)
空
(
くう
)
言
(
ことば
)
装
(
も
)
悉
(
くわ
)
説
(
い
)
房
(
ふっさ
)
寂然
(
じゃくねん
)
薄明
(
うすあかる
)
嬰児
(
みどりご
)
明
(
あかる
)
末葉
(
うらは
)
橇
(
そ
)
背向
(
そがい
)
灯
(
とも
)
父母
(
ふたおや
)
刺
(
ささ
)
八歳
(
やッつ
)
飛退
(
とびしさ
)
香
(
におい
)
代
(
よ
)
頸
(
えり
)
形
(
なり
)
参詣
(
おまいり
)
縁
(
へり
)
可哀
(
あわれ
)
御像
(
みすがた
)
翳
(
さ
)
肯
(
がえん
)
凝視
(
みつめ
)
思
(
おもい
)
凝
(
こら
)
樹
(
こ
)
風俗
(
ふう
)
上路
(
のぼりみち
)
除
(
と
)
朗
(
ほがらか
)
更
(
あらた
)
紅
(
くれない
)
戯
(
たわむれ
)
健
(
すこやか
)
支
(
つ
)
倒
(
さかさま
)
重
(
かさな
)
擬
(
なぞら
)
起
(
おこ
)
扉
(
と
)
退
(
さが
)
授
(
さずか
)
媚
(
なまめ
)
打
(
うち
)
拱
(
く
)
嬰児
(
あかんぼ
)
見
(
まみ
)
彼奴
(
きゃつ
)
径
(
こみち
)
御
(
おん
)
御乳
(
おんち
)
御胸
(
おんむね
)
裡
(
なか
)
微笑
(
ほほえみ
)
恍惚
(
うっとり
)
確
(
しか
)
恥
(
はじ
)
立停
(
たちど
)
慌
(
あわただ
)
硝子
(
がらす
)
睦
(
むつま
)
眼
(
まなこ
)
手打
(
たお
)
払
(
はた
)
抽
(
ぬき
)
欲
(
ほし
)
羨
(
うらやま
)
此方
(
こなた
)
正
(
しょう
)
流
(
ながれ
)