“手打”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
てうち77.8%
たお11.1%
テウ11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
権威ある連中の来た時など、祝儀をもらった出方でかたが、花道に並んでその連中に見物の礼を述べたり、手打てうちをしたりして賑わしかった。
おんなは、水ぎわに立停たちどまると、洗濯盥——盥には道草に手打たおったらしい、嫁菜が一束挿してあった——それを石の上へこごみ腰におろすと、すっと柳に立直った。
夫人利生記 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
その前の数年間、中芝居に毎年顔見世の手打テウち芝居から続けてゐた右団治(斎入)、それに、荒五郎・正朝・琥珀郎・玉七などの一座を見て居たのである。
戞々たり 車上の優人 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)