“稗”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひえ98.6%
ひゑ1.4%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もとは常の日は粳米うるちまいより悪いものを食っていたからで、それには屑米くずまいまたあわひえの類もかぞえられたことと思う。
食料名彙 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
当時米穀も払底で、御伝馬を勤めるものは皆難渋の際であるから、右百両の金子きんすで、米、ひえ、大豆を買い入れ、人馬役のものへ割り渡したい。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
(銭、五貫より、その方が割じゃぜい——はっはっはっ。ひえまじりじゃろうが、白米一升、どないにしても七十銭じゃ。割じゃろがい。はっはっはっ。)
河伯令嬢 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
しばらく緑一色であった田は、白っぽい早稲の穂の色になり、畑ではひえが黒く、きびが黄に、粟が褐色かちいろれて来る。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
「御主君がくわを持つなら鍬を持って。御主君が肥桶こえおけをかつぐなら自分らも肥桶をかつぎ。——たとえ、ひえを喰っても!」
剣の四君子:02 柳生石舟斎 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
あはひゑ、粟と稗でございます。それから大豆まめでございます。それからキャべヂでございます。」
月夜のけだもの (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)